ぱかぱかのふんさんの「声優・かないみかのキャラランキング」

名言や泣けるシーンが多かった

『ひぐらしのなく頃に 祟殺し編』のヒロインであり、アニメ解のオリジナルエピソード『厄醒し編』の主人公の北条沙都子。最初は金髪ショートに口から覗く八重歯や、ちょっと生意気で小学生らしいところがかわいいなという印象でした。しかし、漫画やアニメシリーズを見ていくと可愛いだけじゃないところも見られるようになり、どんどん沙都子沼にハマっていきます。
とくに沙都子を好きになったきっかけが、複雑な家庭環境や兄の悟史絡みについて描かれたときと、トラップマスターの異名に恥じない活躍ぶりを見たときです。両親が亡くなって引き取られた先の夫婦に虐待されていたのは、心が痛くなって見れませんでした。もともとはお兄ちゃん子で、心のよりどころであった兄が疾走してから強い自分を演じるようになったのを知ったときは言葉にならない感情が湧きました。あの明るい笑顔の下にはそんな重いものを抱えていたんだと思うと切ないです。
そして、沙都子がしかけるトラップもいいスパイスを出していたと感じます。ただの趣味で圭一へのいたずらに使うだけかと思いきや、状況・目的・対象の心理状態を的確に分析した上で仕掛けるというガチなものでした。トラップ技術を使って圭一や仲間の危機を救うシーンでは、沙都子さんかっこいい…！と惚れました。
それと、「私は絶対に、にーにーに甘えたりしないの！泣けばにーにーが来てしまう！呼ばない！泣かない！叫ばない！だから、一人で耐えて見せるんですのよ！」「過去がなんだろうと、今が素晴らしい人間であるならば、どうして恥じることがございますの？」は名台詞です。