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伊東勝則 さんの「辛口の日本酒ランキング」

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更新日: 2020/05/19
伊東勝則

日本酒マイスター

伊東勝則

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まえがき

辛口の日本酒というと、口に含んだ瞬間はどのお酒も水のようで飲みやすくあまり味わいを感じませんが、飲んだ後に広がる香りや酸味、米の旨味は銘柄によって千差万別です。
ですので今回は後味に注目してランキングをしました。

また甘口や旨口の日本酒よりも食事の味を引き立てて食中酒としても最適です。
おすすめの肴も紹介していますのでぜひご参考に。

ランキング結果

1くどき上手 ばくれん 吟醸酒 超辛口

くどき上手 ばくれん 吟醸酒 超辛口

引用元: Amazon

酒蔵亀の井酒造(山形県)
味わい超辛口
アルコール度数18%〜19%
日本酒度 / 酸度+20 / 1.0
精米歩合55%
公式サイト-

口に残る余韻の絶妙さ

辛口というとまず頭に浮かぶのがこのお酒です。

口に含んだ瞬間は日本酒度+20を感じる紛れもない超辛口ですが、喉を通ったあとに口の中に残る吟醸香、旨みはこのお酒ならでは。

「ばくれん」にはこの赤の他に季節限定の黒と白がありますが、色の違いは酒米の違い。
この赤は「美山錦」、黒は「亀の尾」、白は「山田穂」です。
それぞれの色を見つけたら、飲み比べてみるのも面白いですよ。

肴は焼き鳥などの脂っこいものがおすすめです。

このお酒は取り扱っている酒販店や飲食店も多いので、巡り会えましたらぜひ一献。

完全発酵と高精米歩合で上品な後味

日本酒は発酵が進むにつれて、どんどん辛口になります。
どこで発酵を止めるかによって味わい(日本酒度)が決まり、そこが杜氏・蔵人の腕の見せどころでもあります。

このお酒は最後まで発酵させることで日本酒度+15を実現したお酒。

また表記は純米吟醸ですが精米歩合50%と純米大吟醸規格であり、「五百万石」から醸し出したお酒は後味の上品さが素晴らしいです。

色々な食事の食中酒としておすすめですので、巡り会えましたらぜひ一献。

辛口ながらも米の旨味を充分に感じる

酒米ではなく食用米「ひとめぼれ」から醸し出したお酒は日本酒度+11ですが、米の旨味がしっかりと感じられます。

食用米で醸し出したお酒はコクが出にくい傾向にありますが、このお酒はコクも旨味もしっかりしていて、辛口初心者にもおすすめです。

肴は青魚の刺身や生牡蠣がおすすめですので、巡り会えましたらぜひ一献。

生酛仕込みで原酒という通を唸らせる一杯

生酛仕込みでしかも原酒ということで若干癖があり万人向けではありませんが、日本酒好きには是非とも飲んでいただきたいです。

酒米「美山錦」から醸し出したお酒は日本酒度+14の超辛口。

生酛仕込みは乳酸菌飲料を思わせる酸味が特徴なので苦手という方もいますが、慣れると癖になります。

このお酒は冷やはもちろん良いですが、常温からぬる燗で楽しんでみてください。
生酛仕込みの魅力である独特の酸味が際立ち、魅力的な味わいになります。

肴はおでんやお鍋などがおすすめですので、巡り会えましたらぜひ一献。

あとがき

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
いかがだったでしょう。

人それぞれで味覚は違いますので、私がおすすめと言っても「んーイマイチ」と思う方がいらっしゃると思います。
その思いを自分なりの一杯を探す旅の始めとしてみませんか。
思わぬ一杯に巡り合うかも知れません。
そしてその巡り会った一杯は、ぜひこの場で紹介してください。
待ってます。

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