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ももち@昭和歌謡大好き若人さんの「演歌ランキング」

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更新日: 2020/10/17
ももち@昭和歌謡大好き若人

昭和歌謡マイスター

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まえがき

私が好きな演歌ランキングです!
好きなポイントをいっぱい書きました!ぜひ最後まで見てください~!

ランキング結果

1よこはま・たそがれ / 五木ひろし

よこはま・たそがれ / 五木ひろし

引用元: Amazon

アーティスト五木ひろし
作詞・作曲山口洋子 / 平尾昌晃
リリース1971年3月1日『よこはま・たそがれ/男が泣くとき』
収録アルバム『五木ひろし全曲集』
『五木ひろし全曲集 2019 ベストセレクション』
『70years 70songs』ほか
タイアップ-

文ではなく単語を並べて情景を描写。歌詞の常識を打ち破った革新的演歌。

1971年、五木ひろしさんの記念すべきデビュー曲!
厳密に言うと五木さんは1965年に「松山まさる」という名前でデビューしてて、その後「一条英一」に改名、さらに「三谷謙」に改名。ここまでは全然売れなかった。そして1971年、五木ひろし名義でリリースしたこの曲が売れた!そしてそれ以降は「五木ひろし」として活動している、というわけだ!


この曲はイントロの「ターラーラララ♪タララララララー♪」というフレーズが印象的だけでなく、歌詞も印象的なのだ!
1番を見てみると、「よこはま」・「たそがれ」・「ホテルの小部屋」・「くちづけ」・「残り香」・「煙草のけむり」・「ブルース」・「口笛」・「女の涙」。
なんとAメロとBメロは単語と言葉だけで、文が一切出てこない!!!普通、歌詞って文だよね!?!?文が出てくるのはサビの「あの人は行って行ってしまった」からだ。

作詞は山口洋子さん。もちろん単語や言葉をテキトーに並べたわけではなく、しっかりとストーリーになるように4音・4音・7音の言葉を配置した。これ、実際やってみたらなかなか難しいよ!?

この歌は「歌詞=文」というそれまでの常識を破り、言葉を羅列することで表現するという斬新な手法で紡ぎ出された、実験的な名曲なのであーる!

音楽の教科書にも掲載!聴けば故郷が恋しくなる、叙情的で感傷的な名曲。

1977年発売。そこから1979年頃まで長――――く売れたミリオンセラー曲!
都会から故郷のことを想う歌です。ストリングスのなめらかな演奏が、まるで故郷でゆっくりと流れると時の移ろいのようで…。聴いてると温かな気持ちになります。

歌い出しは「白樺、青空、南風」。この3単語の羅列だけでも故郷の自然が浮かび上がってくるよねえ。

都会だと季節の変化が分からないだろうと故郷のおふくろが小包を届けてくれた。それを見て「あの故郷へ帰ろかな」と想いを馳せる。
「好き」とお互いに言えなかったあの子は今頃どうしているのか。親父と兄貴は一緒に酒でも飲んでいるのだろうか。
そんな想いを乗せたこの歌は、郷愁の念を高めてくれます。

この歌は色んな言語で翻訳されており、アジアでも絶大な人気があるよ!!

千昌夫と吉幾三の結合点。

1984年の千昌夫さんの歌。作詞作曲は吉幾三さん。後に吉さんもセルフカヴァーしてるよ。
『津軽海峡・冬景色』、『津軽恋女』、『リンゴ追分』などなど津軽の歌は数あれど、私はこの歌がいちばん好きっ!

冬は出稼ぎのため都会に行っている親父(おどう)。でも春になったら津軽に帰ってくれる。親父が帰るのが楽しみな息子は、津軽の地でその帰りを待つのでした。

『北国の春』は「都会の地から故郷にいる親を想う」という構図だったけど、この歌は「故郷の地から都会にいる親を想う」という構図。いずれにしろ、故郷と都会の対比によって故郷の素朴さが伝わってくるね。

歌い出しが最も印象的な演歌No.1。

1975年の細川たかしさんのデビュー曲。作詞はなかにし礼さんで、作曲は中村泰士さん。

この曲の特徴と言えば、何と言ってもその歌い出しだよね!
「私バカよね、おバカさんよね。」
…なんか、句読点入れたらデパートのキャッチコピーみたいになるけど(笑)、とにかく、このフレーズは一度聴いたら忘れられない!

実はもともと、この曲のタイトルは「私バカよね」になる予定だったんだって!でも細川さんにとっては記念すべきデビュー曲。「おはようございます。この度、『私バカよね』でデビューいたしました、細川たかしと申します」って楽屋挨拶してたらみっともないじゃん?(笑)だから急遽、『心のこり』に改題したらしい!

この機転、かなり凄いと私は思う。だって歌詞中には「心のこり」なんていうフレーズが出てこないのにね!?秋に恋人と別れた女性の気持ちを、簡潔かつ的確に言い表している曲名だよね。
ちあきなおみさんの『喝采』だってそう。歌詞中に「喝采」と出てこないのに曲名を『喝采』にしたのはマジで天才だと思う。

演歌が苦手な人でも親しめる、ノリの良いナンバー!

1982年の細川たかしさんの大ヒット曲かつ、レコード大賞受賞曲!作詞はなかにし礼さんで、作曲は中村泰士さん。細川さんのデビュー曲『心のこり』と同じコンビだ!

「北の酒場通りには長い髪の女が似合う」とか、「今夜の恋は煙草の先に火をつけてくれた人」とか、大人の男の浪漫が凝縮されていて、なんかこういう恋にも憧れちゃうんだよね~!

ちなみに私がこの曲を知ったのは、実は「はねるのトびら」なんだよね(笑)ロバート秋山竜次さん扮する「秋山森之進」というお爺ちゃんのキャラクターが、『北酒場』に乗せてKAT-TUNのメンバーを紹介する替え歌を歌うミニコーナーがあってさ。それでこの曲を知ったんだよね(笑)
「田中の髪は短いボウズ」とか「やっぱり中丸君もおる」とか覚えてる人いない??たぶん1990年代後半生まれの世代なら、大体知ってると思うんだけどなあ(笑)

聴けば明るくなる宴会系デュエットソング!

1989年発売。杏しのぶさんと長田あつしさんの男女デュオ・オヨネーズが歌っています。ちなみに長田あつしさんは殿さまキングスのリーダーで、私と同じ淡路島出身!

東北弁で繰り広げられる、「およね」(女性)と「松っつあん」(男性)の恋物語。「ご当地リア充」って感じかな?
これ、東北弁の歌い方を真似しながらカラオケでデュエットすると、めっちゃ楽しいよ!!

最近、米津(ヨネヅ)玄師さんが人気だから、オヨネーズが再ブレイクしても良いと思うんだけどなあ。だって「ヨネヅ」と「オヨネーズ」って似てるじゃん。

暖簾をくぐれば、心を癒す演歌がここに。

1989年発売の五木ひろしさんの歌。作詞作曲は、フォークソング出身の永井龍雲さん。

メロディーやアレンジも感傷的ですごく好きなんだけど、歌詞がいちいち泣かせにきやがる…。
「心にポツンと、寂しさの明かりが灯る。やさしい人に逢いたい。」
「死ぬほど、本気で、惚れて惚れて惚れて惚れ貫(ぬ)いた、あの人に逢いたい。」
という部分も素敵だし、サビの
「馬鹿な生き方しかどうせできないけれど、お前らしくていいさと今夜も酒が笑う」
という歌詞も良い!!

別に男だからといって、いつでも強くあれ、賢くあれ、というのではないんだよね。寂しい時には好きな人に逢おうとしていいし、「馬鹿な生き方」こそ「お前らしくていい」んだよね。日々の生活で、偉ぶったり見栄を張ったりすることに疲れてしまっている人も多いはず。でも『暖簾』は、「つらい時はやさしい人に寄り添ってもいいんだよ」、「自分なりの生き方でいいんだよ」、と慰めの言葉をかけてくれるようにも思える素敵な歌です。

盆踊りのド定番。力強いこぶしを堪能できる一曲。

1989年。中村美津子さんの代表曲。作詞は石本美由起さんで、作曲は岡千秋さん。最後の「かわ~ちぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~……ぶ~し~♪」というロングブレス(13小節?)が特に好きだなー!
一時期は紅白歌合戦の定番曲だったけど、最近は歌われなくなったねえ。

歌詞の内容は舞台で河内ぶしを唸る男の物語……とは言ってもほとんどの人は歌詞の内容を気にしないし、むしろ理解不能だよね。私だって意味分かんないもん(笑)
だからこの歌のヒットの要因は歌詞というよりも、盆踊り特有のノリの良さにあると思ってる!聴けば条件反射で盆踊りの光景が浮かぶし、踊りたくなる!

ちなみに私の地元の運動会では、この曲で踊るのが恒例だったので、私は小学1年生の時から知ってます!

9ふるさと / 五木ひろし

ふるさと / 五木ひろし

引用元: Amazon

アーティスト五木ひろし
作詞・作曲山口洋子 / 平尾昌晃
リリース1973年7月15日『ふるさと/丘の上の赤い花』
収録アルバム『五木ひろし全曲集′92』
『五木ひろし全曲集 2019 ベストセレクション』
『山口洋子作品集~ふるさと~』ほか
タイアップ-

非演歌要素が詰まった演歌。これまた実験的作品!

1973年の歌。作詞は山口洋子さん、作曲は平尾昌晃さん!

ふるさとのことを想った、郷愁ソングの1つ。サビは「あー、誰にもふるさとがある。ふるさとがある。」という、あたりまえ体操のネタになるんじゃないかというくらい当たり前すぎるフレーズで締めくくられる。「そんなん当たり前やんけ!」とツッコむことも可能だけど、誰しも1つしかない故郷に想いを馳せるという鑑賞方法が妥当だと思う!私はね!

歌詞を見てみると、「小川」「野苺」「仔馬」「杏」「囲炉裏」など、ふるさとの長閑な暮らしを想起させるアイテムが多数ある一方で、「Gパン」という演歌らしくないアイテムも登場する。なかなか演歌系で「Gパン」という単語は聞かないよね!

あと、この歌は3拍子のリズムになっている。とてもワルツ的なノリなんだよね!3拍子の演歌もなかなか無いよね。

だからこの歌は演歌らしからぬ要素が含まれているんだ!もしかしたらこの歌を演歌と見なすこと自体、間違っているのかもしれないね。ま、何が演歌で何が演歌じゃないかは、けっこう個人の判断に委ねられるとこあるんだけどさ。

この歌こそ海の幸。優しいしゃがれ声が港に響く。

演歌歌手・村木賢吉さんの自費出版演歌。もともと1972年に発売されて全然売れなかったけど、1979~1980年に大ヒットしたよ!1979年当時、村木さんは47歳。かなり遅咲きの新人だったわけだ。

村木さんのしゃがれた歌声、好きなんだよね~。民謡を嗜んでいるから歌上手いし、温かみのある伸びやかな歌声がとても素敵!でも近年は病気が原因で声が出なくなり、歌えなくなったんだって。

他に好きな所として、イントロや間奏などの「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ…」っていう掛け声。なんか癖になるよ(笑)
そして、3番の歌詞では、空の入道雲の形がどこかおやじの顔に似ている、というエモエモポイントが!!漁師の仕事をしていてふと入道雲を見上げたらおやじを思い出す。親子二代で漁師だった人ならではの感傷だよね~。この歌詞好きっ!

あとがき

ランキングを見てくださってありがとうございました!
なんか、故郷・田舎系の歌が多いなあ(笑)きっと私の中で帰省したい欲があるんだろうなあ(笑)

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