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翔子さんの「谷崎潤一郎の書籍ランキング」

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更新日: 2020/05/27

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ランキング結果

1痴人の愛(ライトノベル)

痴人の愛(ライトノベル)

引用元: Amazon

『痴人の愛』(ちじんのあい)は、谷崎潤一郎の長編小説。カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男が、次第に少女にとりつかれ破滅するまでを描く物語。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、「ナオミズム」という言葉を生み出した。

明治の源氏物語

タイトルが気になって購入した作品です。
冴えない男性が、若い女の子を自分好みに教育させようとする話。源氏物語のようで、しかしながら主人公はありふれた会社員で、それが少しの背徳感を感じさせドキドキしました。
最初はお互い親子か兄妹のような関係だったのが、だんだん男女の仲に発展していきます。このまま二人で幸せに暮らすのかと思いきや、どんどん男友達も増え、更にはその中の数人と肉体関係も持ち、現代でいう「ビッチ」に成長してしまうヒロインの姿に驚きました。それでもお互いを必要とする二人の姿を見て、恋愛が理屈じゃないのは今も昔も変わらないなと思います。
英語やダンスの教室など、当時の時代背景も新鮮で、想像するだけで楽しくなります。
実写化するなら、主人公は風間俊介さん、ヒロインは菜々緒さん、主題歌はシドか椎名林檎さんのイメージです。

富美子の足

初めて読んだときは衝撃でした。
この時代に「脚フェチ」という概念が存在していたこと、更にそれをオブラートに包むこともなく、生々しく綴られている文章は忘れることができません。
それが下品にならず、むしろ耽美な作品になっているところに魅力を感じます。
特に印象深かったのがヒロインの脚が好きすぎる主人公が「彼女の脚に触りたい。それが叶わないなら彼女の脚に踏まれる床になりたい」と思うシーン。
完全に現代のオタクの思考と一致していて、谷崎潤一郎が一気に好きになった一文です。

3細雪(小説)

細雪(小説)

引用元: Amazon

『細雪』(ささめゆき)は、谷崎潤一郎の長編小説。1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。

言わずと知れた代表作

私が初めて読んだ谷崎作品です。
純文学に堅苦しいイメージを持っていましたが、思ったより読みやすく、また内容も「四姉妹の日常」「お見合い」「恋愛」「家族」などがテーマになっていて、気づけばライトノベルの感覚で読破していました。
関西在住なので、自分の知っている場所や、聞きなれた地名が出てくるのも楽しいです。

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