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usaさんの「谷崎潤一郎の書籍ランキング」

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更新日: 2020/02/21

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まえがき

作風、題材、文体、表現を様々に変化させて作品を作ることができたといいます。どの順位にどの作品が入るか楽しみです。

ランキング結果

1春琴抄

春琴抄

引用元: Amazon

『春琴抄』(しゅんきんしょう)は、谷崎潤一郎による中編小説。盲目の三味線奏者・春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した本質的な耽美主義を描く。句読点や改行を大胆に省略した独自の文体が特徴。谷崎の代表作の一つで、映像化が多くなされている作品でもある。

こんな愛の形もあるのかと思う作品です。

盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助。針で目を突き刺して、自らも盲目の世界に入るのです。そこには愛がありました。そこまでしなくても・・・、そこまでできないと思う一方で、そこまでに心から愛することができることに深く感動しました。

2痴人の愛(ライトノベル)

痴人の愛(ライトノベル)

引用元: Amazon

『痴人の愛』(ちじんのあい)は、谷崎潤一郎の長編小説。カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男が、次第に少女にとりつかれ破滅するまでを描く物語。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、「ナオミズム」という言葉を生み出した。

真面目なサラリーマンが見初めて育てた少女を妻にしたが・・・。

男たちはどうしてこうも女性の体に群がるのか。なんてことを考えながら、どんどん読み進められる作品です。

犯罪小説集のなかの1作品。

柳湯という銭湯で一風呂浴びようと湯に入る男。しかし、そのお風呂がとんでもないのです。鳥肌が立ちました。

4細雪(小説)

細雪(小説)

引用元: Amazon

『細雪』(ささめゆき)は、谷崎潤一郎の長編小説。1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。

お嬢様たちのお見合いの物語です。

4人姉妹それぞれのお見合い模様が面白かったです。見た目が違えば性格も違う姉妹。女性の心理がこれでもかとえがかれています。

5卍[まんじ](小説)

卍[まんじ](小説)

引用元: Amazon

『卍』(まんじ)は、谷崎潤一郎の長編小説。両性愛の女性と関係を結ぶ男女の愛欲の物語。2組の男女の関係が交錯する「卍」模様の倒錯的な愛が大阪弁によって描かれている。

マゾヒズムを感じます。

女性2人の同性愛が中心となり話が進みます。文章は関西弁です。はじめは慣れなかった関西弁も、読み進めると、そのリズムや調子に抵抗がなくなりました。

あとがき

官能的な描写もあり、文体の綺麗なものもありと、様々な作品が書けることを再確認し、谷崎氏の才能に惚れ惚れしました。

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