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中倉 隆道さんの「恋愛アニメランキング」

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更新日: 2020/10/25
中倉 隆道

アニメ研究家・フリーアナウンサー

中倉 隆道

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まえがき

アラフォーアニメ研究家の中倉隆道がオススメする『恋愛アニメランキング!』

恋愛作品って多すぎて何を取り上げていいかどの切り口で見たらいいかが一番難しいんですよね。今回のランキングでは、シンプルに「純愛」をテーマにしているものからオススメ恋愛アニメをご紹介します♪

ランキング結果

1恋は雨上がりのように(アニメ)

恋は雨上がりのように(アニメ)

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー女子高生・橘あきらがバイトしているファミレスの店長は、万年店長の冴えない中年男・近藤正己。 店員に威厳を示せず、客のクレームにはペコペコ頭を下げる・・・そんな、何をしても決まらない近藤を鋭く見据えるあきら。自分を蔑むようなあきらの表情に密かに凹む近藤。 絶対に交わらない二人の視線が交わった時、17歳と45歳の人生が色鮮やかに変わり始めるーー(公式サイトより引用)
話数全12話
制作会社WIT STUDIO
監督渡辺歩
メインキャスト渡部紗弓(橘あきら)、平田広明近藤正己)、宮島えみ(喜屋武はるか)、福原遥(西田ユイ)、池田純矢(吉澤タカシ)、前野智昭(加瀬亮介)
公式サイトhttp://www.koiame-anime.com/
放送時期2018年

JKとおっさんが繰り広げる純愛物語が切なくて歯がゆい。でもただの純愛ストーリーでないところもイイ!

■17歳の女子高生あきらがバイト先の45歳の近藤店長を好きになるという、なんともありそうでなさそうで、でもアラフォーアニメファンとしてはどこかあってほしいような恋愛作品。愛の形は本当に色々あるけれど、この作品を通して愛するということには年齢も立場も時間も距離も全く関係なく、実直に人を思いやる心の美しさであると何ともキュンとさせられる。

■あきらと近藤の年の差純愛が物語の中心ではあるように映し出されているけど、実はそれぞれ出会うまでの挫折や悩みを抱えている。もやもやとした気持ちで流れに身を任せて生きる日常の中、2人の距離が近づいていくにつれ、少しずつ立ち上がり前へ進んでいこうとする流れがとにかくイイ。

■人を好きになるという切なくも揺れる感情心理を見事に描写しているところが最高に素晴らしい。近藤のワイシャツを手に取り思わず匂いを嗅いでしまうシーンなんか、愛おしくて切なくて、でも好きと言い出せないもどかしい気持ちの表現がとても丁寧に描かれていて、見ているこっち側がキュンキュン照れてしまうレベル♪

■OP曲のCHICO with HoneyWorks『ノスタルジックレインフォール』がもうキュンキュンしちゃって、なんとも切ないイントロから始まりAメロBメロサビに向かって1歩ずつ前向いて歩いて行くメロディと歌詞の展開が作品にピッタリ!

2坂道のアポロン(アニメ)

坂道のアポロン(アニメ)

引用元: Amazon

話数全12話
制作会社MAPPA、手塚プロダクション
監督渡辺信一郎
メインキャスト木村良平(西見薫)、細谷佳正川渕千太郎)、南里侑香(迎律子)、遠藤綾(深堀百合香)、村瀬歩(丸尾重虎)、岡本信彦(松岡星児)、山口翔平(山岡 竜之介)、古木のぞみ(時枝)
公式サイトhttp://www.apollon-movie.com/
放送時期2012年

ちょっぴり大人アニメ!ジャズに奏でられた実直な恋愛感情描写が秀逸

■昭和中期頃の時代設定の中で、ジャズに青春を捧げる若者たちの真っすぐな生き方とちょっぴり奥ゆかしい恋愛物語がなんとも懐かしくもあり新鮮。音楽という一本柱があるので、とても見やすい作品。青春と音楽の描き方のバランスがとてもよく、しかもジャズというオシャレさが大人アニメ作品へ誘っているところがいい。

■恋愛ストーリーとしてはとっても分かりやすく、よくある三角関係やライバルへの嫉妬や喧嘩などが多分に描かれているけど、このベタさを飽きさせないようにしているのが“少し古い時代の設定”。「昭和中期の若者達なら、こんな恋愛表現だっただろうな」と思わせる自然さが、見ている側を自然と恋愛物語へ誘って、いつの間にか胸をキュンとさせてくれる。

■音楽系アニメでもジャズは珍しく、他作品を凌ぐ演奏シーンのカッコよさとカット割りがとても秀逸。ジャズの演奏をそう多く見たことはないけど、ドラムやピアノをリズムに乗りながら心地よく演奏するシーンはリアルと変わらぬ迫力。時にキャラクターの感情が演奏シーンにのっているところも見応え充分。

3純情ロマンチカ(アニメ)

純情ロマンチカ(アニメ)

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー高校3年の秋、高橋美咲は大学受験の為に兄から家庭教師として紹介された宇佐見秋彦と出会う。宇佐見は帝都大学法学部を首席卒業し、文学賞である直森賞を最年少受賞した人気作家でもある。ところが、受験勉強のため宇佐見のマンションに行った美咲は、宇佐見と兄ををモデルにしたボーイズラブ小説を発見してしまい……。
話数全12話
制作会社スタジオディーン
監督今千秋
メインキャスト櫻井孝宏高橋美咲)、花田光(宇佐見秋彦)、伊藤健太郎(上條弘樹)、神奈延年(草間野分)、岸尾だいすけ(高槻忍)、井上和彦(宮城庸)、谷山紀章(高橋孝浩)、並木のり子(相川絵理)、森川智之(井坂龍一郎)、置鮎龍太郎(朝比奈薫)、鳥海浩輔(宇佐見春彦)、小杉十郎太(宇佐見冬彦)、水樹奈々(宇佐見薫子)、郷田ほづみ(伊集院響)ほか
公式サイトhttp://suzukisan.info/romantica/index2.html
放送時期2008年

BLという色眼鏡なしで「人を好きになる素敵さ」が素直に描かれたキュンキュンストーリー!

■恋愛アニメのジャンルの1つとして確立しているBL作品。もちろんエロ系とかが多いイメージだけど、この作品は人の温もりや絆を感じられる素直(?)な純愛物語。主人公の大学生・美咲が心に影のある秋彦を年下ながら一生懸命守ろうとし、それに返すようにさらに大きな愛情で秋彦が美咲を包み込むという、大切な人を守るために全力を尽くす姿に胸キュンさせられる。

■地位や名誉、才能もある秋彦・うさぎさんと、どこにでもいるような大学生・美咲というキャラクター設定が何ともリアル。好きな人の前ではありのままの自分でいられ、弱い部分も見せることができるという素直な愛の形がわかりやすい。結局は愛の前には、立場も社会的地位も仕事も年齢も全く関係ない。最初は受け入れられなかった美咲の心情変化もちょっぴり見ていて恥ずかしくなるけど、初恋のようなドキッと感が共感できてとてもいい。

■時折見せるいちゃいちゃをどう見るかは趣味趣向の問題だから、特に語りはしない。物語にしっかりと笑いの部分というか息抜きパートがあるので作品にメリハリがあり、見ていてBL作品だということを忘れさせるような世界感を演出できているのが秀逸。

あとがき

ランキングを見て頂きましてありがとうございました。
アニメ作品は年齢や性別、趣味趣向によってそれぞれ皆さんの好みがあると思います。

上記ランキングは、あくまでアニメが大好きで大好きで愛して止まないアニメファンのおじさん1人の意見なので、『あの作品が入ってない!!』『ふざけるな!!』などのご意見もあるかと思いますが、そこは「サラッと受け流して」頂けたら幸いです。www

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