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のぼこてぃーんさんの「樽屋雅徳の曲ランキング」

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更新日: 2020/06/28

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ランキング結果

壮大な世界観

海王星に続く第9の惑星としてアメリカが発見した天体X通称“プラネット・ナイン”を題材にした作品。発見までこの惑星が辿ってきた歴史を思い描いて作曲されたそう。

冒頭ウインドマシーンにより一気に世界観は宇宙へ。ソプラノサックスのソロから木管楽器の静かな旋律が続いた後に、金管の鋭いファンファーレを皮切りに激しさを増していきます。イングリッシュホルンのメロディーから後半部が始まり、合唱も加わり徐々にクライマックスへと進行します。ピークはトランペットのメロディーにホルンのオブリガードの連発。そしてソプラノサックスのソロが再び泣かせにかかり、最後のトゥッティのフィナーレへ。

2016年、2018年と同曲で全日本吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞した福岡工業大学附属城東高校の演奏が有名ですが、2018年の方が音の厚みがあり名演です。各楽器がとても良く鳴っています。特にホルンの音圧がすごいのが特徴です。

吹奏楽初心者でも容易に世界観が想像できる

サン=テグジュペリ作の同名童話『星の王子さま』を題材にした作品。

「ぼく」が飛行機を操縦している場面や羊の絵を書いてと頼むシーンなどをイメージして曲を作ったそう。後半部ピアノから始まる悲しげなメロディーは星の王子様が星に帰ってしまうシーンを表していそうで、フルートのソロがとてもいい味を出しています。

フルート好きなら一度は演奏したい曲だし、演奏会などでは吹奏楽に興味のない人でも楽しめる邦楽作品だと思います。

合唱との融合が幻想的

「眠るヴィシュヌの木」は、壮大な世界観でやや重めの樽屋作品です。かなり難易度も高くコンクールでもよく演奏される曲です。

中間部の合唱との融合が幻想的で、キリスト教的な世界観に包まれます。

名演は、九州大会での佐賀学園の演奏と全国での城東での演奏です。城東は、サウンド自体がとても厚く、低音部が充実しているので樽屋作品を演奏すると説得力があります。

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