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雪野さんの「登山初心者向けの日本の山ランキング」

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更新日: 2020/11/27
雪野

『ゆらりゆらりと山登り』管理人

雪野

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まえがき

初心者向けの山という事で、初めて登る山はどこがいい?ステップアップする為に次はどこの山?と質問された時を想定して、お勧めするだろうな、案内してあげたいな、という山を選んでみました。
とにかく景色を眺めながら楽しく歩いてもらいたいので、ゆっくりときれいな景色を見ながら歩ける山を選びました。
おすすめの時期なども書いてみました。
そして、次はあそこに登りたい!と、次への目標も立てられる山がほとんどです。

1位~6位までは、登山口まで簡単にアクセスできる山ですが、天候の変わりやすい山なので、その点だけ注意して楽しんで下さい。

ランキング結果

1一切経山(福島県)

一切経山(いっさいきょうざん)は、福島県福島市と猪苗代町との境にある山である。吾妻連峰を構成する山の一つ。今も火山活動を続けている活火山であり、山頂は岩礫で覆われている。標高は1,948.8メートル。

日本ではないような、非日常の景色が見れる山

車で標高1600mの浄土平まで上がり、まず目に入る活火山の一切経山。
もくもくと湧き上がる噴煙と、荒々しい山肌は、圧倒される景色です。
浄土平を起点に湿原を超え、ゆっくり歩いても2時間かからずに山頂に到着。
山頂からは吾妻小富士の火口を見下ろす事ができ、背後に東吾妻山、西吾妻山へとつながる稜線、そして奥まで進むと、眼下に「魔女の瞳」と呼ばれる青いカルデラ湖を見下ろす事ができます。
時間があれば、鎌沼を回って下山する事をお勧めします。
花の時期は向い合せの東吾妻山~鳥子平への周回ルートがおすすめです。(少しロングルートになります)

※噴火警戒レベルの上昇により、通行禁止ルート、入山禁止などになる場合があります。

2月山

月山(がっさん)は、山形県の中央部にあり、出羽丘陵の南部に位置する標高1,984mの火山。山域は磐梯朝日国立公園の特別区域に指定され、日本百名山、新日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。また、山麓は月山山麓湧水群として名水百選、月山行人清水の森として水源の森百選にも選定されている。

黄泉の国、月山

信仰の山である出羽三山のひとつ、月山。
月山は死の国を意味する山だそうで、咲き乱れる花の季節には、本当に天国にいるかのような気分になります。
登山者の他に、修験者様、信者さんたちが白装束を纏い、ほら貝の音色が鳴り響く様は、他の山では見る事のできない光景となります。
月山スキー場からリフトで上がるコースもありますが、レストハウス8合目スタートで、御田原神社の鳥居をくぐって山頂へ向かうコースをお勧めします。
信仰の山なので、個人的に鳥居をくぐってスタートしています。

※年により、8月頭くらいまで一部雪の残ってる箇所があるので注意。

3栗駒山

栗駒山(くりこまやま)は、山体が宮城県、秋田県、岩手県の三県にまたがる山である。標高は1,626m。山頂部は宮城県と岩手県の境界になっている。奥羽山脈に属し、焼石岳や神室山とともに栗駒国定公園や栗駒山・栃ヶ森周辺森林生態系保護地域として指定されている。二百名山の一つ。

日本一の紅葉の山

秋田・岩手・宮城の3県に跨る栗駒山。
宮城側のいわかがみ平を起点に歩くコースが、最短コースとなります。
きれいに整備された登山道をのんびり2時間ほど歩くと、山頂へ到着です。
栗駒山の紅葉は、とにかく赤いの一言です。
運が良ければ、雲海を突き抜けた、真っ赤な栗駒山を歩く事が出来るかもしれません。
下山は東栗駒山を通過するルートもおすすめです。
最後に渡渉箇所が出てくるので、渡渉だけ注意して進んでください。
夏はお花もいっぱい咲くので、夏もおすすめです。

4立山(山岳)

立山(山岳)

立山(たてやま)は日本の飛騨山脈(北アルプス)北部、立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の一つである。雄山(おやま、標高3,003 m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999 m)の3つの峰の総称である。雄山のみを指して立山ということもあるが、厳密には立山連峰に立山と称する単独峰は存在しない。剱岳、鹿島槍ヶ岳、唐松岳とならび、日本では数少ない、氷河の現存する山である。

どこから見ても壮大な景色

富山側、長野側、どちらからアクセスしても、室堂駅に着くまでにも絶景を眺めながら移動できます。
駅を抜ければ、そこはもう標高2450mの世界です。
まずは雄山神社を目指します。
少し息苦しいなと思ったら、高山病にならないように、一の越まで景色を見ながらゆっくり行きましょう。
一の越からはグンと斜度がきつくなり、滑りやすい小石や岩の登山道になります。
石などを落として落石事故につながらないよう、慎重に。
雄山神社に着いたら、頂上の神社まで上がりお祓いをして頂きましょう。
天気が良ければ一の越や雄山山頂から富士山が見えます。
時間と体力に余裕があるなら、富士ノ折立まで行き、雷鳥沢キャンプ場経由で室堂に戻るコースもおすすめです。
できれば山小屋などに泊まり、満点の星空や御来光などを見て欲しいなと思います。
花の時期も紅葉の時期も、選び難い程に素晴らしい景色です。
雷鳥も沢山いるのですが・・・
何度も立山に行っているのに、私は雷鳥を見たことがありません(泣)

5安達太良山

安達太良山

安達太良山(あだたらやま)は福島県中部にある活火山である。日本百名山、新日本百名山、花の百名山およびうつくしま百名山に選定されている。山頂には二等三角点「大関平」1699.6m が設置されている。別名は、岳山(だけやま)、安達太郎山。山頂はその山容から、乳首山やおっぱい山などと呼ばれる。

火口が大迫力の、岩の山

安達太良高原スキー場からゴンドラが出てるので、それに乗って山頂駅からスタートし、くろがね小屋経由で下りるルートをおすすめします。
出だしは木道が敷いてありますが、その先は岩っぽい道になるので足元に注意して歩いてください。
1時間半ほど歩くと、大きな岩の塊がある山頂へと着きます。
遠くから見ると女性の胸に見えるので、乳首山なんていう別名がついています。
山頂へ上がる岩場は鎖がぶら下がったりしてるので、焦らず慎重に登りましょう。
下山は鉄山方面へ向かい、沼ノ平と呼ばれる火口を見てくろがね小屋に向かって下山して欲しいです。
火口はかなり大きく迫力があるので、ぜひ見て頂きたいです。
安達太良は紅葉の時期と雪山の時期が特に人気がありますが、雪山にチャレンジするようになったら、くろがね小屋泊で登って欲しいと思います。
寒い雪山の中で、源泉かけながし温泉に入れるのは、贅沢の極みです。

6蔵王山

蔵王山

蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあって、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰である。玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山であり、気象庁の常時観測対象の47火山に含まれている。火口湖である御釜や噴気口が見られる。裾野には温泉やスキー場があり、両県における主要観光地の1つである。

樹氷の時期に歩きたい山

まずはゴンドラ利用で行く事の出来る地蔵岳~熊野岳。
余裕があったらお釜を見ながら刈田岳まで。
もしくは逆回りで、刈田岳~熊野岳。
私は冬しか歩いた事がないのですが、7月に入るとコマクサも咲くようで、人気があります。
冬も樹氷が有名ですが、いろんな所から樹氷トレッキングなどのツアーが出ているので、雪山デビューに利用してみるのもいいかもしれません。
蔵王はエリアが広いので、力が付いてきたら、花の時期の南蔵王を歩いてみる事をおすすめします。

岩手山大展望の山

岩手山の裾野、相の沢キャンプ場から登山口へと向かいます。
きれいに整備された登山道を1時間ほど歩くと、目の前に大きな岩手山を望める山頂へと飛び出します。
岩手山のあまりの大きさに、次はあそこに登りたい!という思いが出てくる事は間違いないと思います。

8赤城山

赤城山

赤城山(あかぎさん、あかぎやま、後述)は、関東地方の北部、群馬県のほぼ中央に位置する山。太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできた島弧型火山である。また、赤城山は、カルデラ湖を伴うカルデラを持つ、関東地方で有数の複成火山である。

四季を通して楽しめる山

赤城山と一言で言っても、実はたくさんの山とコースがあって、レベルに合わせて楽しめる山です。
一番最初は、小沼の周りを周回できる、長次郎山がおすすめです。
長次郎山のお隣、地蔵岳も1時間かからないで登れる山なので、余裕があったら2つ登るのもいいかもしれません。
地蔵岳の山頂には、たくさんのアンテナが立ち並んでますが、大沼越しに見える黒桧山~駒ヶ岳を眺めながらのんびりするのもGoodです。
春のアカヤシオの季節も素晴らしいし、雪山としても人気があります。
アイゼンなどがいりますが、雪の時期も訪れる価値ありです。

手軽に稜線歩きができる山

宮城と山形の県境である、笹谷峠まで車で上がり、いきなりの稜線歩きからのスタートとなります。
1時間程度で最初の山、ハマグリ山に到着します。
そしてトンガリ山、山形神室山へと続きます。
余裕があれば、山形神室の先の仙台神室へ足を延ばす事も可能です。
歩き始めたばかりならば、まずハマグリ山、次回はトンガリ山と、一つずつ距離を伸ばしてみるのも楽しいかもしれません。
とにかく紅葉の時期がおすすめです。

10角田山

角田山(かくだやま)は、新潟県新潟市西蒲区にある標高481.7 mの山。長者原山とも言われる。 越後平野の日本海側に位置し、弥彦山から連なる弥彦山塊の中では最も北に位置する。弥彦山脈の一連の山と共に佐渡弥彦米山国定公園の一角を成す。

海抜0mからスタートする山

山自体の標高はそれほど高くないのですが、ルートがたくさんあり、新潟県民もそうですが、3月に入って雪割草の咲く時期になると、ツアーバスが何台もやってくる人気の山です。
たくさんあるコースの中でもおすすめしたいのは、海抜0m、海岸から登っていく灯台コースです。
行きは海に背を向けて登り、海が見えなくなってくると、ブナの林を歩くようになります。
山頂に着くと小さな山小屋があり、更に少し奥へ進むと観音堂のある場所から、新潟平野を眺める事が出来ます。
下山時に海に向かて下って行くので、天気のいい日に登る事が出来れば、気分爽快です。

あとがき

今回は自分の行った事がある山で、初心者さんと一緒に歩く事を前提に選んでみました。
自分の活動エリアのほとんどが東日本なので、西の山が入ってないのが残念です。
このランキングに入れた山を見て、行ってみたいなと思ってくれる方がいたらうれしいです。

素晴らしい景色と出会い、下山した時に「今日は楽しかった、来てよかった。また行こう。」と思えるような、そんな山での時間が過ごせますように。

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