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やまこさんの「小説ランキング」

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更新日: 2020/06/04

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ランキング結果

1私の男

私の男

引用元: Amazon

『私の男』(わたしのおとこ)は、桜庭一樹による日本の小説。第138回直木賞受賞作。『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて2006年9月号(265号)から2007年7月号(270号)まで連載された。 桜庭は2006年12月に刊行された『赤朽葉家の伝説』が直木賞にノミネートされたが受賞には至らず、2007年10月に刊行された本作で2008年に直木賞を受賞した。直木賞選考委員の浅田次郎は本作について「文句なしに推挽させていただいた」と絶賛した。 熊切和嘉監督によって映画化され、2014年に公開された。

父と娘、男と女のドロリと濃厚な愛情劇。愛しくて恐ろしい。

読んでいると自然とイメージが脳内に描写される文章力があり、まるで映画を読んでいるような感覚。
父と娘の禁断の愛を時に官能的に、時に狂気的に描いた作品。
主人公の花が、少女から女へとなっていく姿に美しさや恐怖を覚えながらもグイグイとその成長に目が離せない。

2さくら(小説)

さくら(小説)

引用元: Amazon

『さくら』は、作家・西加奈子が著した小説である。2005年2月23日に単行本、2007年12月6日に文庫本が小学館から刊行された。風変わりではあるが、幸せに暮らしていた両親と3人の兄妹。しかし、ある日長男が交通事故に遭遇したことで、その幸せの構図が崩れていきそうになる。そんな中でも唯一変わらない愛犬の「サクラ」を通して、神様から送られた絶望とも取れる運命の構図をユーモアを持って受け取ろうと試みる物語である。

家族と愛犬・さくらの優しくて切ないお話し。

幸せな家族とその愛犬・さくらのほんわかとした日常が、長男の事故から一変。どこにでもある幸せな家庭が少しずつ歪み悲しみに包まれる様子が胸を締め付ける。
それでも最後に希望を見いだせる、関西弁で描かれた気持ちの良い作品。

3暗いところで待ち合わせ(小説)

暗いところで待ち合わせ(小説)

引用元: Amazon

『暗いところで待ち合わせ』(くらいところでまちあわせ)は、乙一の長編小説である。 幻冬舎から文庫書き下ろしとして2002年(平成14年)に刊行された。2006年(平成18年)映画化され11月25日より単館系で順次公開された。

目は見えないけれど、心で見える優しいお話し。

主人公は目は見えないけれど、優しく正しい人を心で見分けることができる人。目が見えないことで自分の殻に閉じ籠っていた主人公が、他人の少しの優しさに応え、少しずつ殻を破り強くなっていく様子が読んでいて心暖まる作品。

4チルドレン(小説)

チルドレン(小説)

引用元: Amazon

『チルドレン』は、伊坂幸太郎による連作短編小説集。 作者が「短編集のふりをした長編小説」と述べているように、収録された全作品に陣内という男が登場する、連作短編である。作品ごとに語り手が異なっている。また、「バンク」「レトリーバー」「イン」ではほぼ同じ時代が描かれており、「チルドレン」「チルドレンII」では、前述の3作品より後の時代が描かれている。

伏線

テンポよく進む話しが読みやすく、しかしあちこちに気付かぬまま張られたたくさんの伏線が、物語が進むにつれ思いがけない形で繋がり、その鮮やかさに驚く。まるで手品のような、どうしてこんなにタネも仕掛けも見破れない作品が作れるのか不思議。

5狐笛のかなた

狐笛のかなた

引用元: Amazon

『狐笛のかなた』(こてきのかなた)は、理論社出版の上橋菜穂子のファンタジー小説。カバー装画及び、イラストは白井弓子。2006年には新潮文庫からも刊行された。

上橋菜穂子ワールド

子供にもおすすめしたい和風ファンタジー。
読み進めやすく、イメージしやすいため安心して物語を自分のものにできる。
人間と妖怪の優しい交流と絆の話し。切ない場面にはホロリと綺麗な気持ちで涙が流せる、純粋な作品。

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