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Z1さんの「乙一の書籍ランキング」

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更新日: 2021/01/20

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ランキング結果

1夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体

引用元: Amazon

『夏と花火と私の死体』(なつとはなびとわたしのしたい)は、乙一のホラー小説。ジャンプ ジェイ ブックスから刊行、イラストは幡地英明。後に集英社文庫。本作は、乙一のデビュー作。執筆当時、作者は久留米工業高等専門学校に在籍し、16歳であった。作品の世界観に地元福岡の風景を用いたが「昭和の風景がよく書かれている。」と評価された。第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞(集英社)を受賞。文庫本の小説には『優子』も収録されている。

やはり死体視点の一人称小説という特異さ

未成年でのデビュー作でありながら死体視点の1人称と言う特異さを全編に導入した不思議な小説で、かつしっかりとサスペンス的な緊張感を持っていて抜群に面白いです。
子供ならではの邪悪さと言うものもしっかりと書いていて好印象。デビュー作にして最高傑作だと思います!
主人公、というか神の視点(死体の視点?)である少女も好きですが、少女を殺してしまった兄弟の関係性や薄気味悪さ、行動力、それらに対する一人称からのツッコミめいた語りがいまでも忘れられません。

暗い青春にハマる!

短編連作形式で綴られるミステリー小説ですが、通常の勧善懲悪的な小説とは違い、主人公の少年少女2人がどちらもサイコパスと言う点でよくある推理小説とは一線を画すると思います。
クール&サイコな男性主人公も好きなのですが、やはり森野のキャラクターが薄気味悪く、可愛く、物寂しくてなぜか守ってあげたくなるような、不思議なキャラクターで、それがついつい何度も読んでしまうするめ感を与えているのではないかと思います!

3ZOO 1

ZOO 1

引用元: Amazon

『ZOO』(ズー)は、乙一の2002年の短編小説。また、それを表題とする短編集。集英社から単行本(ISBN 4087745341)、文庫(ZOO1、ZOO2)がそれぞれ刊行されている。 2005年には「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」「陽だまりの詩」「ZOO」の五編が映画化された。

どの短編も面白い!

奇妙な話が収録された短編集で、特に監禁された姉弟が脱出するために用水路を行き来する話が好きでした!

4ZOO 2

ZOO 2

引用元: Amazon

天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。

ZOO1よりダークで深い

ZOO2に収められている冷たい森の白い家という短編が大好きです。
奇妙で気持ち悪い主人公なのに、なぜか聖人のように思えます。

せつない!

表題作の失はれる物語の、妻と再起不能になった夫との、腕ピアノでのコミュニケーションがせつなくて悲しくて大好きです。

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