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クリーミー大久保さんの「広島の日本酒ランキング」

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更新日: 2020/05/20
クリーミー大久保

日本酒ライター・エディター

クリーミー大久保

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まえがき

これまで私が飲んで、飲んで、ときに取材もした日本酒の中から、特におすすめしたい広島の日本酒をセレクト。基本的に「これから日本酒を知りたい!」という方に向けた視点でレビューしています。

日本酒は嗜好品。ランキングだけでは見えない魅力がたくさんありますが、まずは好きな日本酒と出会う第一歩のお力になれれば嬉しいです。

クリアな酒質が多く、そのうえでバラエティに富んだ日本酒造りがされている広島県。食前、食中、さらにデザート酒まで揃っています!

ランキング結果

ソロでも食中でもいけるオールラウンダー!

数年前に僕が日本酒を飲み始めたとき、まず大好きになったお酒が宝剣酒造の「宝剣」です。

とにかく透明感があり、口当たりがやわらかくて、するすると入る。かと思えば口のなかで甘みがふわりとひろがり、スパッと切れ味のよい飲み心地。

なにかと矛盾していることをいっているようですが、口のなかでこの相反する美味しさに翻弄されるのが、宝剣のすごさです。

比較的リーズナブルな「純米酒」がおすすめ(純米酒もお米違いでいくつかありますが、どれもおすすめ!)です。

そのまま飲んでもいいですし、料理と一緒でもいける、まさにオールラウンダーな日本酒です。

ジュワッとフルーティー。低アルコールは一度は飲んでみて!

フルーティーな香りとやさしい甘さが印象的な金光酒造の「賀茂金秀」。低アルコールの「純米吟醸 13」(アルコール度13度)は、見つけたらぜひ手に取ってみてください。

ジューシーで甘酸っぱく、軽い飲み心地(しかしスカスカではないコクがある)でいい意味で驚きました。グラスでキュッといただきましょう。

ほかにも例年1月頃から冬場に出まわる「生酒」は、ジュワッと感じる微発泡感がたまりません。(お店で見かけたら、店員さんに「ガス感あります?」と聞いてみてください)乾杯酒や、さっぱりしたおつまみと一緒に飲むのがおすすめです。

きれい、でも骨がある細マッチョ酒

広島きっての有名蔵・大和屋酒舗の代表銘柄「雨後の月」。なんといってもすっきりクリアな味わいが特徴的。

水がいいのでしょうか、美しさを感じる味わいで、舌で触れる瞬間にもう楽しくなります。口に含んだ瞬間に「旨み、コク」もしっかり感じます。

雨後の月を擬人化するならば、きれいだけど芯がある「細マッチョ」なイメージを抱いています。

フルーティーな甘さや軽さ、コク、ドライな味わいがいい塩梅に組み合わさっていて、「総合力」がすごく高い日本酒。食前、食中、なんなら食後だって活躍します。好みに関係なく、かなりたくさんの人がおいしいと感じるのでは。

とろっとろの「生貴醸酒」はバニラアイスにかけてめしあがれ!

日本酒には、仕込み水の代わりとしてすでに完成した日本酒を一部に使う“貴醸酒”というジャンルがあります。榎酒造の「華鳩」は、貴醸酒を初めて商品化した蔵。

とにかく甘〜い、デザートワインのような味が特徴的。貴醸酒を知らない人が初めて味わったら「これも日本酒なの!?」と驚くこと必至です。カクテルなど甘いお酒が好きな人は、きっと相性がいいと思いますよ。

同じ華鳩でも、好みに合わせて「さっぱり系」から「濃厚系」まで味わいが豊富に展開されている点もいいですね。貴醸酒デビューするなら、まずは元祖・榎酒造の華鳩から挑戦してみてはいかがでしょう?

ちなみに、冬〜春にかけて出まわる「生にごり酒」はとろっとろの舌触りが魅力。バニラアイスにかけていただくのがおすすめです!

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