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池田 卓矢さんの「スパークリングワインランキング」

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更新日: 2020/09/30
池田 卓矢

ワインバー店主・ソムリエ

池田 卓矢

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まえがき

スパークリングワインと言えば『シャンパン』を思い浮かべる人も多いと思いますが、『シャンパン』と呼ばれるワインは、フランスのシャンパーニュ地方で伝統的製法によって造られた、厳しい基準をクリアしたスパークリングワインだけ。

今回のランキングでは、シャンパン以外のスパークリングワインで、シャンパンと同じ製法である『瓶内2次発酵』で醸造されたコスパの高いリーズナブルでおすすめな商品をチョイスしました。

価格や熟成による違いを楽しんでみるのも一考です!

ランキング結果

1グラハム・ベック ブリュット

グラハム・ベック ブリュット

引用元: Amazon

タイプスパークリングワイン 白
味わい辛口
ブドウ品種シャルドネ、ピノ・ノワール
生産地南アフリカ ウエスタン・ケープ
生産者グラハム・ベック・ワインズ(Graham Beck Wines)

充実した味わいはシャンパンを凌ぐクオリティ

グラハムベック社は、高品質なスパークリングワインを造るために設立された南アフリカのワイナリー。南アフリカにワインのイメージを持たない方も多いと思いますが、実は南アフリカのワインの歴史は古く、恵まれた環境の中で高品質のワインが多く造られている場所なんです。

そのようなスパークリングワインの醸造に適した土壌と気候で、「シャルドネ」と「ピノ・ノワール」を用いて作られたこのスパークリングワイン。
シャンパン特有のち密さをそのままに、さらにボディ感持つ卓越した1本です。さっぱりした味わいというより、メインの料理にも合わせられる飲み応えのあるスパークリングワインです。

食事と共にじっくりと味わいたい、飲み応えのあるボリューム感溢れる味わいがお好きな方におすすめです。

ちなみにアフリカのシャンパン方式のスパークリングワインはラベルに「METHODO CAP CLASSIQUE」と書かれています。
※METHODOのEはアクサンテギュが付きます!

2ヴァルフォルモサ クラシック・ブリュット

ヴァルフォルモサ クラシック・ブリュット

引用元: Amazon

タイプスパークリングワイン 白
味わい極辛口 ライトボディ
ブドウ品種チャレロ、マカベオ、パレリャーダ
生産地スペイン ペネデス
生産者ヴァルフォルモサ(Vallformosa)

スタイリッシュな正統派CAVA

「CAVA(カヴァ/カバ)」とは、スペインのカタルーニャ地方が主な産地で、法的に認められた地域で瓶内二次発酵により造られたスパークリングワインにのみ与えられた名称です。

無数にあるCAVAのなかで、ヴァルフォルモサを選んだ理由は、スペインCAVAの銘醸地・カタルーニャ地方のCAVA生産の中心地、ペネデスで拠を構えるワイナリーだから。
ヴァルフォルモサのワインは、400haのぶどう畑を所有し、自社ぶどう100%で造られています。
低価格でありながら高品質である点が特徴です。

そんなヴァルフォルモサのワインのなかでも、最もスタンダードな、「クラシックブリュット」をランクインさせてもらいました。

CAVAの特徴の一つに「苦み」があります。苦みがあることにより味わいが引き締ましり、キレが生まれます。「ヴァルフォルモサ クラシック ブリュット」は、この苦み部分がとてもきれい意識させないスムーズさが魅力。

春から初夏ににかけての爽やかなそよ風の如く、青々しいハーブ的なグリーンのトーンに、マッチした中庸なボリューム感がある、飲み飽きしないフレンドリーなスパークリングワインです。泡好きのデイリーユースにおすすめ。

3モンムソー クレマン・ド・ロワール

モンムソー クレマン・ド・ロワール

引用元: Amazon

タイプスパークリングワイン・シャンパン
タイプ辛口 ミディアムボディ
生産地フランス ロワール
生産者モンムソー(Monmousseau)

高級ワインの産地・ロワール地方に於いてズバ抜けてリーズナブル!

フランスにはシャンパン以外にも良質なスパークリングワインが多数あります。そのなかでもこのモンムソーが造る『クレマン ド ロワール』は、高級なワイン産地であるロワール地方に於いて、ズバ抜けてリーズナブル。

このスパークリングワインは、白ブドウであるシュナンブランやシャルドネと、赤ワイン用の黒ブドウ・カベルネフランをブレンドして造られています。

シュナンブラン種が主体で、発泡の刺激が柔らかく口当たり軽やかでそこに、シャルドネ種のキリリとした酸、黒ブドウであるカベルネフランのボディ感が絶妙なバランスとなって親しみやすい辛口の味わいに。この3種のブレンドって珍しい。

産地、ブドウ品種による味わいの違いを感じてみたい。ワインの魅力に一歩踏み込んだ方へオススメ致します。

白・ロゼ、(ともに辛口)そして2本分の大きさのマグナムサイズもあり、パーティーを盛り上げる事必至!

あとがき

スパークリングワインは製造工程の違いはさまざま。
伝統的製法である瓶内二次発酵は、最も手間の掛かる醸造法であり、泡がきめ細やかなワインが生まれます。

炭酸ガス注入はワインに炭酸ガスを含める方法で一番安価に造ることが出来ますが、泡のキメが粗いものが多く、ガスの抜けも早いです。また、タンク内二次発酵でつくられたワインはガスがしっかりと溶け込んでいて、一体感があり、泡を味わっているような感覚になります。

製法に目を向けて購入してみるのも一考です。

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