2020/03/16
Steve Austin by Gage Skidmore.jpg by Gage Skidmore / CC BY
3番手ポジションの全日時代が特に好き
天龍さんは「ミスター・プロレス」と呼ばれたスーパースター。でも全日本プロレスにいた当初は、ジャイアント馬場さんやジャンボ鶴田さんに次ぐ3番手だったんです。
その当時僕は小中学生でしたけど、No.1の人よりも天龍さんみたいな少し影のあるポジションの人が好きでした。感情移入できる気がするんですよね。
FMW旗揚げ時の「泣く大仁田」が印象的
大仁田厚さんとは最近も対戦しているのですが、個人的にはFMWを旗揚げして有刺鉄線デスマッチをしていた大仁田さんが印象に残っています。そのときの大仁田さんってよく泣いていたんです。旗揚げ戦のマイクパフォーマンスで「感無量です」って言って、涙を流したりとか。そんな人間味あるところにひかれちゃうんですよ。
90年代後半のWWEを象徴する存在
「ストーン・コールド・スティーブ・オースチン」は1990年代後半のWWEを代表するレスラーでした。WWEはアメリカのプロレス団体で、バックステージを会場に映し出す手法を取り入れていたんです。当時としては斬新でした。
スティーブ・オースチンと対立関係にあったWWE社長のビンス・マクマホンとの抗争が見ものでしたね。車でリングまでやってきて乱入したりだとか、社長のオープンカーにセメント流したりだとか、無茶苦茶やってた。最高に面白かったです。
そういったスケール感をウチの試合でもマネしたいと思うんですけど、日本だとなかなか難しい。やはりアメリカならではです。