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新型コロナウィルス状況下のマスク利用状況の実態調査|洗わず使う?洗って使う?アベノマスク使う?

新型コロナウィルス状況下のマスク利用状況の実態調査|洗わず使う?洗って使う?アベノマスク使う?

2020年1月15日、国内で初めて新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が認められました。そこから日本を含め、世界中で日に日に感染者が増加。ウイルスの感染予防に欠かせない「マスク」は多くの人が買い求め、品薄がしばらく続いています。

みんなのランキングでは、マスクに関するアンケートを実施。マスクを使う頻度や、どんなマスクをどのように使っているのかなど、さまざまな視点で調査を行いました!

なお、本記事のアンケート調査は、感染者数の多い東京都と大阪府に住む、20~79歳の男女500人(男性270人・女性230人)を対象にしています。この500名は事前質問で「今も仕事で外出をする」と答えた方々です。

公開日: 2020/04/23

Q1.外出時にマスクを着用しますか?

約7割の人が外出時に必ずマスクを使う

「必ず着用する」と回答した人は337人で全体の約7割。 「だいたい着用している」(18.2%)と「人がたくさんいる場所に行く場合は着用する」(9.6%)も含めると、85.2%の人が外出時のマスク着用を心掛けていることがわかります。

新型コロナウイルスの予防やほかの人への感染を防ぐために、やはり大多数の人が外出時にマスクを使用しているようです。

マスクを着用していない理由の半数以上は「持っていないから」

続いて、「Q1.外出時にマスクを着用しますか?」で「あまり着用しない」「全く着用しない」を選んだ計24人に、回答理由を聞いてみました。

理由として最も多かったのは、10人以上が挙げた「マスクを持っていない・買えない」。 4月21日に販売を開始した家電メーカーのシャープをはじめ、異業種によるマスク生産なども増えているものの、全ての人に十分な量のマスクが行き渡るまでにはまだ時間がかかりそうです。

そのほかには、「着用すると呼吸が困難になる」(大阪府/男性/44歳)、「3密の場所には近寄らないから」(大阪府/男性/59歳)、「日頃仕事でつけているため着けたくない」(東京都/女性/23歳)といったコメントも。

なかには、「面倒だから」(大阪府/男性/32歳)、「感染には関係ないと思う」(東京都/男性/77歳)という人もいました。

Q2.どんなマスクをどのようにして使っていますか?

使い捨てマスクを着用する人が大多数!使い方は人ぞれぞれ

「Q1.外出時にマスクを着用しますか?」の質問で「必ず着用する」「だいたい着用している」「人がたくさんいる場所に行く場合は着用する」と答えた人に、普段使用しているマスクの種類と使い方を追加で聞いてみました。

やはり主流は不織布などでつくられる使い捨てマスクとなっており、「必ず毎日交換する」と「洗わず何日か着用して交換する」が同率で1位という結果になりました。3位の「洗って何日か着用してから交換する」を足すと、使い捨てマスクを使う人が全体の約9割に。

布製のマスクを使う人は市販・手作り共に少数派ということもわかりました。

Q3.使い捨てマスクが買えるとしたら、1枚あたりいくらまで出しますか?

最も多かったのは「41~50円」

僅かの差で1位となったのは「41~50円」(18.2%)。 以下、「1~10円」(16.4%)、「51~60円」(14.4%)、「21~30円」(13.2%)、「11~20円」(11.6%)と続き、回答がばらける結果に。

現在、世界的に需要が高まっているマスクは原材料が高騰中。政府によると、中国産マスクの仕入れ価格はコロナウイルスが騒がれる前は1枚あたり5~7円でしたが、現在は高価なもので50円ほどと、10倍にまで上がっているとされています。

2020年4月22日現在、インターネット上では安いもので1枚あたり50円台後半で売られている状況。政府は小売業者に対して適正価格での販売を要請する方針で、今後しばらくは1枚60~70円前後で販売されていくのかもしれません。

Q4.近くの人がマスクをせずに咳をしたら、どう思いますか?

95%の人が「怒り」か「恐怖」を感じる

1位となったのは153人が答えた「非常識でとてもイラっとする、とても不快である」(30.6%)で、2位は「コロナが移らないか非常に心配になる、とても怖い」(14.4%)。"とても""非常に"という程度が高い言葉を含んだ回答が上位に入りました。

ちなみに「心配になる」という文言を含む3つの回答の合計は、回答者169人で全体の33.8%。対して「イラっとする」を含む3つの回答の合計は、回答者が307人で全体の61.4%。

今回の調査では、マスク無しでせきをする人に直面した場合、新型コロナウイルスへの感染を心配する「怖い」という感情より、非常識だという理由で苛立ちを覚える人の方が多いことがわかりました。

いずれにせよ、全体の95%以上の人が少なからず怒りや怖さなど、ネガティブな感情を抱きます。公衆の面前で咳やくしゃみをしたくなった際は周囲に気を遣い、マスクが無い場合はハンカチで口を覆うなどの配慮を徹底しましょう。

Q5.政府から「布マスク」が届いたら、着用しますか?

深刻化するマスク不足を緩和するため、政府が総額466億円をかけて「布マスク」を全世帯に向けて2枚ずつ配布します。

「小さい」「感染対策に効果が無い」などさまざまな賛否を巻き起こした通称"アベノマスク"。徐々に各家庭に届けられているようですが、実際に使おうと思っている人はどれほどいるのでしょうか……結果はこのようになりました。

使う派よりも使わない派の方が多い

アンケート調査を実施した4月20日前後の段階では、まだまだ布マスクが各家庭に行き渡っていないこともあり、「使うかわからない」が全体の27.8%で最も多い結果に。 以下、「おそらく使わない」(22.8%)、「おそらく使う」(18.6%)と続きます。

程度は問わず現状「使う」と答えた人の合計は、169人で全体の33.8%。そして「使わない」と答えた人の合計は192人で全体の37.6%。

僅かの差ではありますが、今回の調査では「使わない派」が多いということがわかりました。

続いて、使わないと答えた人の理由を見ていきましょう。

アベノマスクを使わない人は見た目で躊躇する傾向

政府が提供する布マスクを使わない理由として多く挙がったのは、「ダサい」(大阪府/男性/20歳)、「小さいしかっこ悪い」(大阪府/女性/44歳)など。一般的な不織布の使い捨てマスクより小さい見た目を懸念する意見がいくつもありました。

なかには「小さいから子供用にする」(東京都/女性/43歳)といった意見も。

使い勝手の点で使用を躊躇している人の意見としては、「布だと呼吸が苦しいから」(東京都/女性/40歳)、「布マスクはキメが荒くて役に立たない」(東京都/女性/66歳)などがありました。

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調査概要

調査概要
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
期間:2020年04月15日 ~ 2020年04月22日(複数回にわけて実施)
回答者数:500名
回答者居住地:日本全国
回答者年齢:20歳~79歳
回答者職業:会社員(正社員)、会社員(契約・派遣社員)、公務員(教職員を除く)、パート・アルバイト
本調査における回答者の年代・男女比は、極力均等になるようにしています
調査結果の「%」は小数点第3位で四捨五入しています

本記事の内容を引用する際は、出典の記載と記事へのリンクをお願いいたします。

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