みんなのランキング

一ノ瀬 さゆりさんの「サーフボードブランドランキング」

2 3
更新日: 2020/12/11
一ノ瀬 さゆり

プロサーファー

一ノ瀬 さゆり

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

まえがき

私自身かつてオーストラリアに滞在していた時期もあり、オーストラリアで生まれたボードに特に思い入れがあります。オーストラリア発のブランドでプロアマ問わず注目度の高いブランドを選びました。

ランキング結果

現地でも日本でも人気を集めるボードブランド

JS Industriesは、オーストラリアのゴールドコーストで生まれた世界トップクラスのサーフボードブランド。トレードマークのブルドーザーマークが刻まれたボードは日本でもお馴染みです。

私は20年位前にオーストラリア・ゴールドコーストでワーキングホリデーで1年ほど滞在していたことがあります。その時は子供から大人まで年代を問わずかなり多くのサーファーがJSのボードを愛用していました。JSのボードは癖がなくスピードが出しやすい印象がありますね。

プロサーファーのパーコ(ジョエル・パーキンソン)も愛用しており、彼が2002年にCT選手になってから、どんどんJSが有名になっていった記憶があります。パーコがJSのボードでサーフィンする様子を間近で見ていると、背が高く足の長い彼の膝の動きがとても印象的でした。それから私も彼のような膝の動きができるように、スクワットをするようになったのを覚えています。

オーストラリアには有名なプロサーファーがたくさんいるのですが、当時のゴールドコーストの若者サーファーの間ではJSのボードはかなり人気で憧れのブランドでした。
現在も人気は衰えておらず、2021年の開催が期待される東京オリンピックでもJSのボードが必ず見られると思います。

JSのボードはもちろん日本でも購入でき、初心者でも乗りやすいオールラウンドのボードから上級者におすすめのパフォーマンスボードまで、いろいろなモデルが出ているのでぜひチェックしてください。

JSと並ぶオーストラリア発の人気ブランド

DHD Surfboardはオーストラリアのバーレーヘッズに工場があり、私もワーキングホリデーで滞在していた時に訪れたことがあります。数百本?数千本のボードが置いてあって、そこには有名な選手が使用したボードもたくさんあって、ただ眺めているだけで圧倒されてしまいました。

DHDのボードはトップサーファーであるミック・ファニングやステファニー・ギルモアなどが愛用しています。どちらもワールドタイトルを獲得したサーファーなので、プロ目線で見ても性能に間違いはないと感じます。テクニシャンの2人が乗っているだけあって、上級者目線ではトリッキーなボードというイメージがあります。

しかしながら、プロサーファーのミック・ファニングが考案した初心者向けのソフトボードをはじめ、上級者仕様だけでなくサーフィンを始めたばかりの人や、小さな子供用まで、幅広くボードをラインナップしています。

いつからかディケールも変更され、Hの上あたりに☆のマークが入ったよりかっこいい印象に変わっています。オーストラリアにいたときの思い出もあり、1位に選んだJS Industriesと同じくらい思い入れのあるブランドです。

都会的な雰囲気があるシドニー発のブランド

Chilli Surfboardsはオーストラリア、シドニー発のブランドです。1位にしたJSや2位にしたDHDもオーストラリア発のブランドですが、ゴールドコーストの田舎で生まれたそれら2つに比べ、都会的なシドニーで誕生したChilliにはどこかオシャレなイメージがあります。

2004年に故アンディ・アイアンズが3度目の世界タイトルを獲得する試合でChilliのサーフボードを使っていたのは有名な話です。Chilliのボードの実力がよくわかるエピソードですよね。

今やオーストラリアだけでなく、アメリカ、ブラジル、ヨーロッパ、インドネシアにも拠点があり、最近日本にも正規代理店ができました。日本の波質に合うものを日本国内で生産しています。

このブランドにもビギナー用のモデルはありますが、特に中級者・上級者向けのモデルがたくさん出ています。これから日本のトップサーファーもChilliのボードを使用するケースが増えてくるのではないでしょうか?そういった意味でも注目のブランドです。

サーフボードなら「3Dimension SURFBOARDS」もおすすめ!

女性や初心者の意見にも真摯に耳を傾けてくれます

スリー・ディメンション サーフボード(3Dimension SURFBOARDS)

スリー・ディメンション サーフボード(3Dimension SURFBOARDS)

公式サイトより

3Dimension SURFBOARDSは私の契約ブランド。ショートボード、ロングボード共に愛用しています。

サーフィンは見た目以上にハードなスポーツなので、女性と男性の運動能力の差が顕著になりがちですが、女性サーファーの意見もよく耳を傾けて対応してくれるブランドだと感じます。
例えば私がオーダーするときは、板の厚さ、大きさ、長さ、浮力など担当者にこと細かに伝えると、理想的なボードをつくってくれています。

3Dimension SURFBOARDSのFUSIONモデルが現在のお気に入りで、比較的ノーズ幅(板の先端寄りの幅)が広いのでテイクオフも早いです。
波の食いつき(水が張り付くようなイメージ)もいいので、スピードが出しやすい上に技もやりやすいのも魅力です。

初心者の意見もたくさん取り入れて入門者向けのボードも発売しているので、ぜひチェックしてみてください。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる