最終の地下鉄に乗って / 櫻坂46に関するランキングとコメント・口コミ

生きることの辛さを描いた斬新な楽曲

櫻坂の中でもトップレベルの名曲で、ファンの間でも神曲すぎると話題になりました。この楽曲は曲調は爽やかなのに歌詞はとても自身の心に訴えかけるような強い言葉を投げかけます。
例えば1番のサビで「誰もいない世界へ行きたいそんなこと思っていた」「なぜそれでも人間は我慢しながら毎日生きているんだろう」という歌詞があったり、2番のサビで「この世の中昨日の繰り返しだ」「ねえそれでも生きなきゃいけないって結構辛いことじゃないかな」という歌詞が並びます。そしてその次、「だけど今すぐ死んだりはしない。急がなくたってそのうちにみんな死ぬんだから」という歌詞があるのです。死ぬ、という言葉を聞くと悪いイメージしかありませんが、この歌詞で歌っている「死ぬ」は決して悪いことではないのです。
主人公の僕はこの世界で生きることの苦しさを感じ、葛藤や辛さを抱えています。しかし、死にたいと思う人へのメッセージも込められています。死にたいと思うのは自由だが、死ぬのにそんなに急ぐ必要はない。人間はいつか必ず死ぬ運命なのだから。辛いから、苦しいからと死ぬ、という選択をする必要は全くない。ただ、人は我慢して生きていく必要はないという深いメッセージが込められています。
表題曲にしてもいいくらいの名曲で心に響く楽曲です。
センターの森田ひかるちゃんの表現力にも注目しながら、是非メンバーのパフォーマンスと一緒に鑑賞してみてください。生きることに悩んでいる人にとてもオススメの曲です。