山口県の個性的な狛犬ランキング!みんなの投票で決定!
このお題は投票により総合ランキングが決定
最終更新日: 2022/04/06
このお題は山口狛犬楽会 藤井克浩さんが作成
このランキングの投票ルール
このランキングは狛犬の良し悪しを言うものではありません、一つとして同じものはなく、様々な個性を放つ「みんなちがって、みんないい」山口県の狛犬を皆さんに知って頂ければと思います。
2020年10月02日(金) 21時33分追記
こちらで紹介しました狛犬の姿はこちらでご覧ください
https://drive.google.com/file/d/1lyhx4XJocMpSe8pqIvszDkefuw81jPGO/view?usp=sharing
2020年10月02日(金) 21時35分追記
山口狛犬楽会HPからも様々な山口県内の狛犬の姿をご覧いただけます。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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狛犬でナイト
西洋の甲冑をまとった騎士のような姿は
初めてお目にかかった時の驚きは今でも
騎士が神社を護っています
温厚な姿の多い山口の狛犬さんのなかで
柚木神社の境内は少し緊張します(私だけ)
1787年奉納は山口市最古となります
初めて守護獣の狛犬を作る事となった石工
あえて異様ともいえる姿を選んだのかもしれません
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親子の戯れる姿
親子の戯れる姿が大変ほほえましく
また、他県では親子のこのような姿の狛犬さんは珍しいです
この狛犬さんは1867年下関の「藤本」石工による作
今回6位の下関市亀山八幡宮の「角喜兵衛」の狛犬は1861年
角喜兵衛は親子狛犬作りのパイオニアともいえます
藤本石工は角喜兵衛の技を受け継いだ職人なのかもしれません
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かわいらしい
謎は多くてもその可愛さは格別な
百済部神社の狛犬さんが3位
鳥取県の有名な石工「川六」が作った
狆狛を模したと思われる姿は愛くるしく
小柄な姿は大きな本家よりもこちらの方が
可愛さでは上ではないかと思われます
謎・・鳥取の狆狛がナゼ平生町に?
鳥取で作られてこちらに来られたのか?
本家を見てこちらの石工が製作したのか?
そしてナゼ狆狛だったのか??
可愛いから・・
そんなことはどっちでもいいですね(^^ゞ
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200年よそ見
この写真を見て・・おやっ(゜o゜)!?っと
思われた方は、かなりの玄人さんでしょうね
その、おやっ!?な点は、阿吽の顔の向き
視線は神殿の方を向いています
いつもの狛犬さんの阿吽を左右逆に置いたら
この様な顔の向きになると思いますが
阿は右、吽は左と配置は間違っていません
今は参道に対して直角に置かれていますが
元々は平行に置かれていたのか??
参道を改修した際に左右が入れ替わるとかありますが[続きを読む]
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鳥肌もの
山口県東部では徳山(現周南)で最も早く
狛犬が作られ始めました1777年(遠石八幡宮)
その姿は大坂の狛犬を基として端正な姿
その後、徳山独自の姿として誕生したのが
昨日の松尾八幡宮などクセの強い姿でした
せっかく独自の姿が登場したにもかかわらず
余りのクセの強さ?に広がらず
その代わり都会の香りする端正な狛犬が広がります
花岡八幡宮(1789)もその流れの中の姿ですが
端正な姿に様々な装飾が加味されて
こってり濃い味付けに変化しました
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うねりのフォルム
県内の狛犬の中で唯一
生い立ちがはっきり残っています
天明年間に当地では災いが続きました
その平穏を祈願して大地主が
徳山の石工に狛犬を作らせて奉納されたそうです
その表情は石で作られたとは思えない
うねりのフォルムは粘土細工のようです
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親子の戯れる姿
親子狛犬は県内では下関近郊のみに見られる姿です
その中で最も古く大きい姿をしておられます
真白な花崗岩で作られた堂々とした姿と
見る角度によって変わる戯れる子どもたちの豊かな表情
この狛犬さんの前に来ると見とれてしまいます
この狛犬を作り出した石工は角喜兵衛
1860年代の山口を代表する名工です
その腕前を買われたのでしょう大分など
県外にも角喜兵衛の狛犬は行かれています
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おさるさ~ん、だよ
日吉神社は県内各地に数多くありますが
狛猿として居られるのはこちらだけです
今回の候補の中で唯一の犬でも獅子でもない猿の姿
そのインパクトが大きかったのでしょう
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とろける、ゆるさ
暑い夏も過ぎて・・この狛犬さん暑すぎて
とろけた訳ではありません
それにしても、ゆるいその表情に
こちらもニンマリとしてしまいます
防府市の狛犬さんの中では最も古い(1779年)姿です
その前は防府天満宮に1759年に大阪から来られています
モデルとなるのはそれしかありません
地元の石工が大阪の狛犬を基に作り上げた
努力の姿がなのかもしれません
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デフォルメ極めり
強烈なデフォルメは見る者をくぎ付けにします
心打つ姿に言葉はありません
石工の腕前、上手!下手!などは関係ない
そのたたずまいから当時の息遣いまでも伝わります
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青い目
まず吽像の青い目に驚きます、その正体は銅板です
銅板がさびて今は青い目ですが
創建当時はたぶんピカピカの目をしていたでしょう
それにしても・・
片方にしか銅板がはめ込まれていないのはナゼ(・・?
近くの福田八幡宮では阿吽ともに銅板がはめ込まれた
姿を見る事が出来ます
こちらも元々は両方はめ込まれていたけれど
阿像だけ脱落してしまったのか?
元から片方だけだったのか?
目の銅板も特徴的ですが、1814年に作られたとは思えない
愛くるしい姿は今でも通用するデザインではないでしょうか
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そんなバナナ
私が勝手に思ったのは、バナナマン日村!狛犬
あのね~僕ね~!!と大事そうに玉を押さえている
なんとも健気な姿にきゅんとします
この写真だけではわかりませんが
実物と対峙すると、その押し出しの強さに
圧倒されます・・だけど、姿はバナナマン(^^ゞ
写真ではわからないその臨場感
ぜひ会いに出かけてください
大迫力の迫り顔が問いかけてきます
あのね~僕ね~!!と
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ぽ~にょ ぽ~にょ
山口県の中央に位置する山口市に居られる
玉乗りは山口県で最も古い(1854年)玉乗り狛犬です
石工名は「有田」とあり、市宝の流れをくむ作品です
玉乗りと言えば尾道狛犬ですが県内に入ってきたのは
1842年から山口県の東部、岩国市に登場しています
しかし、山口市近郊へは1864年が最初となります
と!言うことは山口県東部に入った玉乗りを
視察なりして、それを基に市宝石工が作り上げた
山口の玉乗り狛犬ですが
尾道狛犬の細く締まったウエスト[続きを読む]
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集大成
山口の狛犬は緻密な細工と言うよりは
おおらかに形作られているものが多いです
瀬戸内側の狛犬についてはそう言えます
しかし、それは日本海側の萩狛犬には当てはまりません
萩の石工が持てる技と感性を総動員した
その姿は狛犬本体だけではなく
台座に至るまで緻密に細工がなされて
元となる金谷天満宮の完璧な出来栄えに
本体は100年余り姿を変えずに作り続けられます
台座には社に関わる植物や動物、物語など
石工が石を刻む技だけではなく知識も豊かであった
ことを物語る三位一体の山口を代表する姿です
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最古の風格
屋外に置かれた石で作られた狛犬としては
山口県で最も古い狛犬さんです
屋外の狛犬なので参道狛犬と言えるのですが
少し疑問点が浮かんできました
1702年に周方神社に大阪の狛犬さんが来られて
その次に山口に参道狛犬が建立されるのは
1758年の防府天満宮、こちらも大阪の狛犬さんです
その50年余り今までの調査では山口に
参道狛犬は建立されていません
50年の空白?これが疑問です[続きを読む]
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唯一無二
長府庭園は長府毛利藩の家老であった
西運長(にしゆきなが)の屋敷跡です
その庭園の一番奥まったところ
2メートルほどの石柱の上から
庭園を眺めて居られます
石柱の奥には仏像が居られます
この仏像の守護として置かれたのか?
由来などは不明ではありますが
県内では唯一無二の姿です
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ヘィ!! ミッキー
岩国市と言っても錦帯橋の在る錦川下流から遡り中流域
広島県との県境付近に居られます
人呼んで(私です)ミッキー狛犬
遠くから見ると丸いお顔、その上に大きな丸い耳
参道に向かって首を曲げて見つめています
ディズニーのミッキー登場は1928年
こちらの狛犬さんは1859年と言うことは
70年も前にミッキーの原型は山口で
出番を待っていたということになります(゜o゜)""
あくまでも・・妄想です
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端正な姿
山口県内でいち早く参道狛犬が広まった周南地域
当初は大坂から来られた狛犬ばかりでしたが
やがて当地で作られるようになりました
最初に登場したのが第9位で紹介した松尾八幡宮
しかし、あまりに個性的過ぎたのか
その姿が受け継がれることはありませんでした
そして、次に登場したのが、すっと背筋を伸ばして
表情は日本人離れした雰囲気を持っこちらです
この姿はその時代の大阪の狛犬さんを模して作られており
上方の整った姿が受け入れられて周南の狛犬は
こちらを基本形として進化してゆきます
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リアル獅子
初めて出会ったときの驚きは今でも
岩国から東京に出られた方々の奉納です
今にもとびかかってきそうなその姿はヒョウ
獅子、ましてや犬でもありません
そしてその姿は切り立った岩場の上に
獅山と呼ばれ関東で見られるようですが
山口ではこちらでしか見られません
大正時代に来られた狛犬さん
都も大きく変わりましたよ
粗削りがいい
高泊神社の細かな細工の施された親子狛犬から
2位となった玉祖神社の狛犬さんの姿は真逆
おおらかな表情と間の抜けたような表情
対面するこちらも笑ってしまいます
正面から見るとおおらかですが
背後に回ると・・あ~らびっくり
背骨と肋骨が荒々しく表現されています
その落差に目も飛び出るほど驚きます
山口狛犬楽会 代表
山口狛犬楽会 藤井克浩さん
2位(97点)の評価