ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキングの前に竹下幸之介さんへインタビュー
ランキング結果をお届けする前に、DDTプロレスリング ・竹下幸之介さんにインタビュー。幼少期からプロレスを見て育った竹下さんに「プロレスとの出会い」について語っていただきました!
僕にとっては猪木さんがヒーローでした
――プロレスを見始めたのは何歳からですか?
親父がプロレス好きで、4~5歳のころからVHSでプロレスの試合を一緒に見始めたのを覚えてます。
子供やったら皆、戦隊ヒーローとかが好きだと思うんですけど。僕はアントニオ猪木さんを戦隊ヒーローの感覚で見ていました。
子供ってピュアだから見たまんまの情報を受け取るじゃないですか。
「戦隊ヒーローよりもアントニオ猪木のほうが筋肉がすごくて強いんだ!」と脳内に刷り込まれちゃいましたね。
――幼少期はプロレス以外の格闘番組は見なかったんですか?
男は誰しも1度は“最強になりたい”と憧れると思うんです。
子供のころの僕の中では、最も強い存在がプロレスラーでした。
「プロレスラーが最強なんだから、それ以外は見る必要がない」と思って。マジでプロレスばっかり見てましたね。
――お父様は竹下さんにプロレスラーになってほしかったのでしょうか?
実は父親的には「どんな子に育つだろう?」とふざけ半分でプロレスの試合を見せていたらしいです。
大人になって「本当にプロレスラーになるとは思ってなかった」って言われました。
――幼いときからプロレスに慣れ親しんだ竹下さんが選んだ「最強プロレスラーランキング」TOP3はこちらです!
ランキング結果
総合格闘技でも王者になった最強レスラー
「ブロック・レスナー」は、アメリカの団体「WWE」で最強と称される存在。
“総合格闘技最強”と呼ばれたUFCのヘビー級でチャンピオンになった選手でもあります。プロレスと総合格闘技は戦い方が違うので、当時プロレスラーは総合ではなかなか勝てなかったんです。
ブロック・レスナーがUFCでデビューするときも「またプロレスラーが返り討ちにされるのかね」という空気が漂ってしました。でも彼は、ほぼ負け知らずでチャンピオンまで一気に上り詰めたんです。
その後プロレスに戻ってきて、最強の存在であり続けているのが素直にすごいと思います。
圧倒的な風格
船木誠勝選手とは2017年に対戦して「あ、この人ほんま強いな」って思いました。目つきの鋭さが違うし、向かい合ったときの佇まいが達人の風格なんですよ。
試合中は打撃の重みがとにかくすごくて、刃物に抉られたような痛みでした。関節も一瞬で取られるし、力も強い。
船木選手は最強の総合格闘・ブラジリアン柔術家のヒクソン・グレイシーと戦ったときも、試合に負けはしましたが相手の眼窩底を折ってますからね。船木選手の強さを改めて感じました。
僕が聞いた話では、若手時代の船木選手は、仲がよかった鈴木みのる選手と一緒に頸動脈に指をあてて“誰が一番最初に落とせるか勝負”をやっていたらしいです……。
僕が対戦したときはタッグマッチだったんで、いつかシングルマッチで再戦したいですね。
プロレス界の先駆者
「アントニオ猪木」さんは現役時代、プロレス以外の格闘家と「異種格闘技戦」をしていました。ボクサーのモハメド・アリとの一戦が有名ですね。
相手が何をしてくるか読めない恐ろしさがあるのに、異種格闘技戦に挑戦したのがとにかくすごいです。しかもほとんど猪木さんが勝っていた。精神力の点でも最強のプロレスラーだと感じます。
猪木さんの前例があるから、今でも異種格闘技戦が行われています。どのジャンルにおいても新しいことを最初にやった人って尊敬します。