GHOULの詳細情報
プロフィール | GHOUL(グール)は、右手首から先を失ったボーカル・MASAMIによって結成された、ハードコアパンクバンド。MASAMIは、THE BLUE HARTSが1988年にリリースした楽曲「僕の右手」のモデルになっていることでも知られている。 |
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参考価格 | 21,960円(税込) |
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プロフィール | GHOUL(グール)は、右手首から先を失ったボーカル・MASAMIによって結成された、ハードコアパンクバンド。MASAMIは、THE BLUE HARTSが1988年にリリースした楽曲「僕の右手」のモデルになっていることでも知られている。 |
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参考価格 | 21,960円(税込) |
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片手のパンクスMASAMIのバンド
1980年代初期に始まった日本のハードコアパンクだが、バンドだけではなく観客の激しさも世間の注目を集めた。
これでもかと髪の毛を立て、モヒカンと鋲を打ちまくった革ジャンで渋谷センター街の一角は埋め尽くされていた。
学校や社会に馴染めず、鬱屈とした気持ちを唯一解放できるのがハードコアパンクのライブが行われるライブハウスだった。
そうした観客達やバンドの中で、シーンの象徴ともいうべき人物がいた。
当時THE TRASHのボーカルで、のちにGHOULのボーカルとなるMASAMIである。
幼少の頃にダイナマイトで遊んでいたとき、誤って右手首から先を失くしてしまった片手でモヒカンのパンクスで、THE BLUE HEARTSの「僕の右手」という曲のモデルとなった人物だ。
ひとたび揉め事が起こるとその形相は一変し、言葉では言い表せないほどの悲惨な目に遭った人物も多く存在したが、一方では仲間には非常に優しい物静かな人物で、若いパンクスなどでも分け隔てなく対応し、いつもまわりにはMASAMIを慕う人間が集まっていた。
GHOULのサウンドは、メタリックでありながらもMASAMIのボーカルによってハードコア以外の何ものでもないサウンドへと昇華する。
ステージにMASAMIが登場すると、会場の雰囲気は一変し、全ての観客が一体となっていた。
歌詞のないボーカルスタイルで、今でいうインプロのように、どんなサウンドでも、どんなバンドでも歌えてしまう存在感と人間性が突出したバンドだったが、MASAMIは1989年にステージの上で倒れ、意識不明のまま1992年に他界してしまった。
日本のパンクは、この人が存在しなければ成り立たなかった。
MASAMIを知るパンクスによって、その魂は現在でも受け継がれており「パンクス」という生き様を、バンドにも観客にも一般にも、ストリートの上で伝え続けた伝説の人物である。
ミュージシャン/音楽ライター
ISHIYAさん (男性・50代)
1位(100点)の評価