シクラメンのかほり / 小椋佳がランクインしているランキング
感想・評価
全 7 件を表示
一つの映画やドラマを見ているような歌
布施明さんの歌でヒットした曲。若い二人が出会って別れるまでを歌う歌詞は、森鴎外の「初恋」を思い出させる美しい抒情詩だ。
女性の心模様をシクラメンの色に例えることで聞くものの脳裏にカラー映像が広がる。
よくあるAメロBメロサビ型の歌謡曲ではなく語りとサビで構成されており、物悲しくも冷静に物語を語りつつサビのドラマチックなメロディーで諦めきれない彼女への思いが一気に溢れ出すようで、聴くものの心を揺さぶる。
夕月さんの評価
伸びやかな歌声と文学性の高い歌詞のマッチング
女性との出会いをテーマにした文学性の高い歌詞を、しっとりとしたメロディーに載せて伸びやかに切々歌い上げる非常に格調の高い曲です。アコースティックギターとオーケストラが絡み合うドラマチックな編曲も素晴らしいと思います。
おーめん君さんの評価
シクラメンの花と純粋な心と季節の移り変わりが心にしみる。
小学生の時、教室の担任の先生の机にシクラメンの花があり、子供心にきれいだなあと思っていた。担任の女の先生もシクラメンの花とこの歌が好きで歌って聞かせてくださった。この曲を聴くと昔を思いだす。
色黒天然パーマのまいさんの評価
ペーソス
ペーソスとは、この曲から漂う雰囲気のことを言うのだろう。静かにやさしくささやくようなイントロから、激しいサビへとボルテージが高まっていくさまは、さながら良質の演劇を見ているかのようである。
ごねさらせさんの評価
心に染みわたる歌声
小椋佳が歌うシクラメンのかほりは、力いっぱい声の限り歌い上げるのではなく、とつとつと語り掛けるように歌っている。
それが波紋のように広がり心に染み入るようで自然と涙がこぼれてしまうような大人の曲だと思う。
海えもん♪さんの評価
小椋佳さんの美しい声
小椋佳さんの穏やかな声が印象に残っています。この楽曲の静かな歌声で過ぎ去った日々を想う小椋佳さんの声には今でも感動します。
静かなスタートで始まり最後はかなりハイトーンで終わるこの歌は名曲の一つだと感じています。
ぱぱとこぱんださんの評価
思い出のある曲
"シクラメンのかほり"といえば、私にとっては小椋佳さんの曲。
よくテレビで流れるのは布施明さんの歌唱のほうだけど、家で父がよく聴いていたのは小椋佳さん。
その当時はあまり興味もなく、曲について何か話したりすることはなかったけれど、歳をとるにつれて素敵な曲だなと思えるようになった。
父が亡くなって数年経つけれど、こういう気持ちを語り合えたらどんなに良かっただろうと、曲を聴いては思いを巡らせています。
*わさび味の柿ピー*さんの評価