A Letterさんの「ブルーアーカイブキャラランキング」

我々の魂の拠り所よ。

清涼感あふれる、美しい黒髪。どこまでも愛おしいその容姿。名は体を表すとはまさにこのことだろう。しかしながら、それだけでは、黒髪ロング美少女という性質だけでは、彼女の存在はこの世界にごくありふれたものに捉えられてしまう。そこに加えられた一つのエッセンス、そう、堂々と屹立した二本の角。か細く、儚げな美しさを纏う彼女とは異なり、その切先は鋭く尖り、西洋の悪魔の持つそれのような曲がりを見せている。そのコントラストの素晴らしさは彼女を一目見て貰えば、承知してくれるに違いない。
それに、彼女の素晴らしいのはそれだけではない。ゲヘナの生徒と言えば、混沌。それは彼女たちの魅力であり、また良いものである。しかし、生命力滾るサバンナの中に幽艶とあるオアシスが我々の目を奪うように、混沌の中の秩序である彼女の存在は、あまりにも眩しすぎるのだ。毎日ゲヘナ生のため、苦行とも取れるほどの量の給食を用意する。先生の健康を気遣って生活を支える。そのような様子を見てどうして彼女を好ましく思わないだろうか。私には到底理解することができない。