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永遠の太陽

まだアニソンやみんなのうた（透明で美しいと一般に称される歌と歌唱）と、ローマ字しか知らない小学生の自分に最初に「ロック」という強烈な異物を叩き込んだ、唯一絶対無二の恐ろしい「神」です。当時の自分は余りのショック（多分恐怖）にソッと記憶の底に沈め（但しその衝撃は引き摺る）ました、が、中学生1年に上がった時「夏休みの宿題の閑話休題（おまけ）」を真面目に目を通したお蔭で「運命の再会（タイトルを覚えていた為）」を果たす事になりました。その曲の解らなかった部分、英語の歌詞を初めて、自分の手で「英語辞書」を使って、確認し、やっと歌詞の本当の意味を知りました。欠けたパズルのピースが組み合わさった瞬間、解けた歌詞を噛み締めれば噛み締める程に「この歌詞を書いた人は何を考え・どういう想いで歌っているのか・曲を作っているのは一体誰なのか？どんな姿形をしているのか？」「もし、今、この歌詞をあのガンガンとしたメロディーに載せて聴いたならどうなるのだろうか？」ふと沸いた、とある、昔出会った1ロックミュージシャンへの曇り無き好奇心のみに突き動かされ、封印したつもりの古いCDを引っ張り出す事になった。気付けば歌詞に、声に、メロディーに、胸がまるでグッと存在を訴えるかのように高鳴り、締め付けられる事態に陥り、そこには一心不乱に何度も何度も繰り返し聴いたり、次に次にと別の曲を漁ったり、決して抜け出る事の出来無い底無し沼の中に溺れゆく自分が居ました。その後も彼等は様々なる「名曲」で、この耳に心にメッセージを魂をビートを刻み続け、あがらう事を許さない絶対的な力で、「あぁ、もう、彼等無くしては恐らくこの生涯を生きられないのだな」と悟らせてくるのです。何て巨大で•無慈悲で・無遠慮で・残酷で…でもこの上無く偉大で・この世に於ける癒し・悲しみ・楽しみといった激情をお与えになる「神」なのでしょうね。本当に恐ろしい…。上手く表現出来ませんが。そして現在も尚、燦々とこの世を照らし輝き続けている……どれだけ歳を重ねようとも、自分にとっては決して色褪せる事の無い「永遠に沈まない太陽」、彼等はそんな存在なのです。彼等に出会えた事…それは自分の人生全てで喜びです。ひたすらに敬意と感謝を。愛を込めて。