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らりほーまさんの「Undertale(アンダーテール)のBGMランキング」

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更新日: 2022/01/26

らりほーま

ランキング結果

闘いへの強い決意と、それに相反する後悔

いつかの世界線は最高の友達だった相手との死闘、それを彩るのがこの曲だ。他ルートでのアンダイン戦の曲の勇ましさとは打って変わり、繊細なピアノの旋律から始まるこの曲は何とも言えない悲しさを孕んでいる。曲の全体を通して「絶対に相手を殺すと決めた」という強い決意が伝わってくる中で、途中に挟まるピアノの旋律が「どうしてこんなことになってしまったんだろう」「友達だったはずなのに」「こうじゃない世界もあったはずなのに」という後悔を感じさせてくるのは正に秀逸としか言えない。Pルートを経てGルートに向かった人の中には、この曲を聴いてGルートへ進んだことを後悔した人もいるだろう(もちろんアンダインが強すぎて後悔した人もいるだろうけど…)。Gルートという最悪の物語を彩る、非常に魅力的な曲だ。

確かに伝わる6人の人間たちの愛

Nルートが一番好きな私としては、この曲無しにUndertaleを語ることはまず出来ない。物語ではほとんど語られることもなく、彼らの残した武器や防具からしか存在の痕跡を辿れない、そんな名も無き6人の人間たちのタマシイの鼓動を強く感じる一曲がこの「Finale」だ。

オメガフラウィとの最終バトルで、この曲が流れる中で6人の人間たちが主人公を助けるシーンは、思い出すだけでも涙が止まらなくなる。6人の人間たちの意思はまだそこにあること、タマシイだけになっても、主人公を地上に帰してあげようとしていること、そんな6人の強く輝く「ケツイ」を感じる。Undertaleには魅力的なキャラクターが沢山いるが、どうかこの6人の人間たちが存在していたことを忘れないでほしい。

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