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Twitterでシェアまえがき
夢の世界に身を委ねることができるオペラ。オペラには魅力的なキャラクターがあふれています。
そこで、私の好きなオペラキャラクターをランキングしてみました。
そこで、私の好きなオペラキャラクターをランキングしてみました。
ランキング結果
主役を支えるズボン役
主人公ホフマンの唯一の友人ニクラウス。ホフマンが恋に敗れてへろへろになっても、必ずそばで支えてくれる友人ニクラウス。
ところが、最後に髪をほどいて登場すると、男友達と思っていたニクラウスは、実は芸術の女神であるミューズ!ホフマンを詩人として救済するという、水戸黄門の印籠に近いものがあります?!
ニクラウスは女声が男装する所謂「ズボン役」ですが、オペラには魅力的なズボン役が多いと思います。
ケルビーノ、オクタヴィアン、ズデンカ(ホントは女性)などなど、私の好きなキャラクターばかりです。
「こうして私の人生から、希望の光は消えていく!」(第2幕より)
傾向としては、1位に挙げたロドリーゴと同じでしょう。自分の恋を封印し、主役タンホイザーに献身的な友情を捧げます。
また、音楽的には、このオペラの中で最も魅力的な歌が充てられているように思えます。
ワーグナーの悲劇における自己犠牲というと、ゼンタ、エリザベート、ブリュンヒルデ、イゾルデと女性に集中していますが、唯一の男性としてヴォルフラムがあります。
(ただし、女性は自らの命と引き換えに救済をもたらしますが、男性はその点が弱く、ワーグナーの思想を垣間見ることができるでしょう。)
あとがき
4位以降として、グルネマンツ(パルジファル)、ズデンカ(アラベラ)、ノッティンガム公爵夫人サラ(ロベルト・デヴリュー)となりますが…
主役が一人もいません!
これは私の鑑賞傾向を物語っているかもしれません。「オペラ、主役がイマイチでも、脇役陣が揃っていれば、主役が映え、さらにはプロダクションそのものが魅力的になる」と思うことがしばしばあるのです。
主役が一人もいません!
これは私の鑑賞傾向を物語っているかもしれません。「オペラ、主役がイマイチでも、脇役陣が揃っていれば、主役が映え、さらにはプロダクションそのものが魅力的になる」と思うことがしばしばあるのです。
男の中の男
古今東西、オペラのキャラクターでこれほど魅力的な役があるでしょうか。
身命を賭して自ら信じる正義を貫く男の中の男です。
辛口にして硬派な役ですが、音楽は”柔よく剛を制す”ような趣となっています。