Joy Divisionの詳細情報
参考価格 | 7,172円(税込) |
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ジョイ・ディヴィジョン (Joy Division) は、イギリスのロックバンド。 1976年にグレーター・マンチェスターのサルフォードで結成され、ポストパンクを代表するバンドの一つとして活躍。ボーカリストのイアン・カーティスの書く内省的な歌詞や特徴的なライブパフォーマンスは多くの人を惹きつけた。(引用元: Wikipedia)
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洋楽ロックバンドランキングでのコメント・口コミ
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ロック史上でも特に異彩を放った、イアン・カーティスが在籍したバンド
1976年に、イギリスのマンチェスターで結成された、ポストパンクの代表的なバンド。
1977年頃に起きたパンク・ロックムーヴメントが下火になり、ポスト・パンクと呼ばれたムーヴメントが始まった。その代表的バンドであるジョイ・ディヴィジョンの特筆すべきは、ボーカルのイアン・カーティスであることは間違いないだろう。
YouTubeなどで映像を見てもらえばわかると思うが、その異彩を放つボーカルは唯一無二であり、ステージ上やPV、テレビ出演時のイアン・カーティスの異様なテンションのボーカルは、初めて観る人間には恐怖感すら与えかねないものである。
退廃や荒廃とでも言えば良いのだろうか?人間の心の奥底にある陰鬱でどうしようもない感情を、叙情的に表現するイアンのボーカルは、それまでにあったロックンロールなどの明るいロックとは対照的な陰湿さと過激さが、バンドの全てにおいて漂っているのである。
イアン・カーティスの尋常ではない眼光は、一体何を見つめているかもわからず、ひょっとしたら何も見ていないのかとさえ思えるような、人として何かが全く違うような印象を受ける。そのダークな音質の声とともに、イアン・カーティスの世界に否応なく引き摺り込まれて行く。
持病の癲癇と鬱病があったために、しばしライブ中にも発作が起きることもあったようで、その様子は映像にも残されているが、あまりにも異様な雰囲気のライブは、パンクやロックというものを超越した存在であるといえよう。
バンドで成功したイアン・カーティスだったが、スケジュールの過密さなどによる心労により自殺未遂を図る。
1度目の自殺未遂では命を取り止めたが、1980年の全米ツアー出発の前日に、自宅で首を吊って死んでしまう。
残された2枚のアルバムでしかイアン・カーティスを感じることはできないが、前身のWARSAW名義の曲でも初期Joy Divisionの感覚を知ることができるし、WARSAWの方が荒削りでパンクであると感じる。
パンク・ロックのような明るさは微塵も感じられないJoy Divisionだが、その徹底した暗さは、のちのハードコアパンクに影響を与えたのではないかと個人的には思っている。
イアン・カーティスという人間に、興味を持たざるを得ないJoy Divisionというバンドは、ロック史上の中でも特に異彩を放つ特別な存在であると言えるだろう。
ミュージシャン/音楽ライター
ISHIYAさん (男性・50代)
3位の評価