John Wyndham氏の小説が元ネタなのだが、食人植物に人類が盲目にされ襲われていく世紀末を描いた世界・・・の話は脱線するのでココで止めて・・・。初めて聞いた時に漠然と感じたのは筋少の楽曲「蜘蛛の糸」や「ノゾミ・カナエ・タマエ」の系列で「好きな娘以外全員消えてしまえ(死んでしまえ)」的な思考が描かれているのだが、この手の描写は筋少は割と出て来る。肝心なのはその思考に至るプロセスが旧時代のロックの根底になった反骨精神であったり社会への抵抗では無く、意中の相手を手に入れる為の唯一の方法が、理想的で利己的な終末論である事の闇である。好きな相手と結ばれる唯一の世界線が己の能力や才能、努力を無視した世界リセットボタンの先にしか想像出来ない闇こそがこの曲の核心であり、「んな事よりやれる事は今やれよ」といった逆転のメッセージ性を延々と筋肉少女帯は発信し続けて来たのかも知れない。
〇〇~何も変わってないわ
John Wyndham氏の小説が元ネタなのだが、食人植物に人類が盲目にされ襲われていく世紀末を描いた世界・・・の話は脱線するのでココで止めて・・・。初めて聞いた時に漠然と感じたのは筋少の楽曲「蜘蛛の糸」や「ノゾミ・カナエ・タマエ」の系列で「好きな娘以外全員消えてしまえ(死んでしまえ)」的な思考が描かれているのだが、この手の描写は筋少は割と出て来る。肝心なのはその思考に至るプロセスが旧時代のロックの根底になった反骨精神であったり社会への抵抗では無く、意中の相手を手に入れる為の唯一の方法が、理想的で利己的な終末論である事の闇である。好きな相手と結ばれる唯一の世界線が己の能力や才能、努力を無視した世界リセットボタンの先にしか想像出来ない闇こそがこの曲の核心であり、「んな事よりやれる事は今やれよ」といった逆転のメッセージ性を延々と筋肉少女帯は発信し続けて来たのかも知れない。
庵乃云さん(男性・50代)
8位(68点)の評価