1分で分かる「佐藤愛子」
小説だけでなくエッセイも多数執筆する「佐藤愛子」
1923年、大阪で生まれ兵庫県で育った「佐藤愛子」。終戦後に執筆活動を始めるようになり、同人雑誌「文藝首都」で発表した処女作『青い果実』(1950)が文芸首都賞を受賞し、見事作家デビューを果たしました。その後、十数年かけて執筆した大河小説『血脈』や、作家人生で最後の長編小説として発表した『晩鐘』、女性セブンで隔週連載されたエッセイを1冊にまとめた『九十歳。何がめでたい』などの小説や、身近の人物や事件を面白おかしく描いたエッセイ、自身が体験した心霊体験に基づく書籍など、幅広いジャンルの作品を手がけています。
「佐藤愛子」の受賞歴
1969年、『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞を受賞したほか、1979年に『幸福の絵』で第18回女流文学賞、2015年には『晩鐘』で第25回紫式部文学賞受賞を受賞しました。このほかにも多数の賞を獲得しており、”憤怒の作家”、”男性評論家”とも呼ばれる彼女の作品は高い評価を得ています。
本ランキングにおける「佐藤愛子の書籍」の定義
本ランキングにおける佐藤愛子の書籍の定義は、彼女が手がける小説作品です。共著やエッセイの作品にも投票が可能です。
固定概念をひっくり返す爆弾力
長生きしている高齢者の内心がリアルに伝わってきた。人生100年時代のなか、自分にもいずれ訪れる可能性の低くない九十歳という年齢は、人生の通過点のひとつに過ぎないんだと感じた。人生について考えさせられる巧みな文章だと思った。
ひなこさん
2位(90点)の評価
題名からして痛快です。
日常に起こる出来事に憤ったり、嘆いたりしています。わたしも、その通りだと共感しました。でも、自分の口からは言いにくいです。どんどん読め進められる本です。
usaさん
2位(95点)の評価