フキノトウさんの「奥平大兼出演の映画ランキング」

どこか諦めているような、不思議な今どきの若者がうまい

閉鎖的な村で親の犯罪のために蔑まれていた青年が主人公（横浜流星）で、彼の夢のような浮き沈み人生
を描いている。奥平大兼くんは、ゴミ処理場で共に働く、村以外の出身者。唯一主人公に普通に接している。しかし、主人公がその底辺から抜け出したあと、彼がその位置になり、いじめの対象になってしまう。借金を返す目処がたった矢先、産廃不法投棄で捕まってししまう。そんな時でもカメラを向ける笑顔になってしまう、得体のしれない若者役、すごく存在感があった。