なす🍆さんの「元気が出る曲ランキング」

感動

夜の合間を縫うように走る電車の中ゆらり後ろ向きに流れる景色を一人座って見ていた見ていた昼下がりの日差しは夕日のオレンジ色に染まって藍色の空に押しつぶされてくその最後光を惜しむように目で追いかけたのは今日でバイバイだから
明日を捨てるために飛び出した逃避行片道分の切符で行けるとこまで行くのどこにも居場所なんて無い私をこのまま夜に置いてて置いてて
不意に窓から見えた景色が暗闇に気づいたあれはそうだきと夜の海出来心に手を引かれて降りた海辺の町波の音にただ導かでるように歩く誰かに呼ば出るように近づいた海のほとりここには一人もうこのままいっそ体をここになんて考えてた私の前に突然現れた君は月明かりの下青白い肌白のワンピース
「こんなとこで何してるの？」なんて急に尋ねるから言葉に詰まりながら「海を見に」
君は何かを取り出したそれは少し古い花火セットそこで気づいた彼女はコンクリートの上
裸足だった
今日で全部終わりにすると決めたからきと私があの世界近づいたから見えてしまった出会ってしまったそんな君と二人で花火の封を切った
なかなか付かない花火に火を近づけながら私がここに着た理由君は当ててみせたそれでも何度もやめなって真剣な眼差しで言った
だけど
その瞬間この手の先で光が弾けた思わず「点いた！」と二人でそろえて叫んでたこれでもかと輝く火花の鋭い音が響いた響いた
ゆっくり眺める暇もなく輝きをもったいなくて最後一瞬まで追いかけた電車の窓から見えた最後の太陽を惜しんだように追いかけ
やっぱり　私
ねぇ夜が明けたら君は
どこかへ消えてしまうのかな
夜の帳を抜け出して朝の光で目が覚めた隣を
見ると当たり前のように眠る
君の姿