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2位白仏
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筑後川下流の島に生まれた稔は発明好きで戦前は刀鍛冶、戦中は鉄砲修理、戦後は海苔の加工機製造などをしてきたが、戦死した兵隊や亡き初恋の人、友達、家族の魂の癒しのため島中の墓の骨を集めて白仏を造ろうと思い立つ。明治大正昭和を生きた祖父を描く芥川賞受賞第一作。1999年仏・フェミナ賞外国文学賞を日本人初受賞。
辻先生のおじい様がモデルと言われている作品!とにかく泣けます。
辻先生のおじい様がモデルといわれている作品で、フランス5大文学賞の一つフェミナ賞を受賞した話題作です。明治から昭和の時代を生き抜いた男性の一生のお話です。戦士した兵隊や亡き初恋の人、家族の思いを胸に、島中の墓の骨で一体の仏像と作ろうと決意。主人公の静かなる思いと今までとは違った辻ワールドが楽しめます。死生観について考えさせられます。
3位嫉妬の香り
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誰の心にも存在する嫉妬という感情。その感情に振り回されながらも、絶対的な愛を求める4人の男女。官能的な香りを小道具に、マチュアな大人の恋愛が、ドラマティックに、かつ人間らしい温かい目で描かれています。
癒し、音、香り、嫉妬、愛情、このキーワードとともに読んでください!
人を好きになるとどうして切っても切れないのが「嫉妬」。誰でも持ち合わせる感情だとは思います。辻先生らしい描写で書かれていて、読みこんでいくと主人公に入り込んでしまうこと間違いなし!共感とすると同時に心のなかに何とも言えない感情が出てきますが、一度読んでみてほしい作品です。
4位愛をください(小説)
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もう君は一人じゃない―。児童養護施設で成長し、自殺未遂を繰り返す十八歳の李理香の許に見知らぬ男性から突然届いた一通の手紙。自らも同じ境遇だと明かす手紙の主・基次郎が綴る素直な文面に、李理香も次第に心を開くようになる。しかし、二人には意外な運命が待っていた。テレビドラマでも話題になった、往復書簡が織り成す純粋な「愛」の物語。
生きていること、当たり前のことが当たり前ではないということに気が付く作品
児童養護施設で成長し、自殺未遂を繰り返す主人公。手紙のやり取りで成り立っているため、本が苦手な方でも読みやすいを思います。人と人とのつながり、命の尊さが伝わる作品です。今当たり前に起きていること当たり前ではないのかもしれないと思う作品です。
5位サヨナライツカ(小説)
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『サヨナライツカ』は、辻仁成の恋愛小説。世界文化社が発行する男性向けファッション雑誌『MEN'S EX』で1999年4月号から2000年5月号まで「黄金の寝室」のタイトルで連載され、加筆・訂正して同社から2001年に刊行された。 「好青年」と周囲から呼ばれ婚約者もいる豊が、謎の美女沓子とタイ・バンコクで出会い、互いに惹かれ合い逢瀬を重ね、そして別れ、25年後に劇的な再会をするまでを描く。
二人の女性の間で揺れる主人公。恋している人に読んでほしい作品
人を一途に愛する姿は泣けます。「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出す人と愛したことを思い出す人に分かれる」まさにこの言葉の通りだと思います。どちらの恋も涙なくして読めないそんな本です。
あとがき
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手紙を待つという行為、大切なことを伝える勇気を教えてくれる本です。
今時手紙なんてと思う人もいると思いますが、何かを待つということの大切さを教えてくれるそんな本です。小説家としては無名の主人公が代筆した手紙とエピソードが紹介されています。一つ一つの物語、考えさせられます。88歳のおばあさんが65年連れ添った旦那様に向けた別れの手紙など「大切なことを伝える」ことの大切さもこの本から感じるのではないでしょうか。何度も読みたくなる本の一つです。