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1位タイムスクープハンター

引用元: Amazon
時空を越えて歴史の地味な部分を取材する独特の役がハマっている
「タイムスクープハンター」は、未来からタイムマシンのようなもので日本の過去へ行き、そこで生きる無名の人々を取材する異色のドキュメンタリードラマだ。主人公沢嶋の取材対象は、ある時は古代の狼煙を上げる防人であり、またある時は明治時代、ちょんまげを切って西洋風の髪型へと世の男性たちの髪を変える理髪師だったり様々だ。要潤は、この役には非常にこだわりを持っていて、カメラが自身を写さないシーンでも、カメラマンと共に行動し、タイムスクープハンターとして過去の人々を取材しているジャーナリストとしての沢嶋の目線を意識することを大事にしたと言う。だからこそ、このドラマには迫真性があって観ている側を楽しませてくれる。それをもたらしているのが、要潤の役作りだろう。こういうことは全ての俳優が出来ることではない。
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穏やかな絵描きの義兄。主人公家族を見つめる視線が優しい。
「まんぷく」は、実在した人物をモデルに描いた作品だ。主人公はカップラーメンの生みの親の妻福子である。要潤が演じた忠彦は、福子のすぐ上の姉の夫、つまり福子の義兄だ。実在した人物をモデルにした朝ドラは、話の中で流れる時間が長い。数十年の時間が一作の中で流れることもよくある。まして、忠彦は話の最初の部分で既に福子の義兄で、戦争に行って負傷するも無事に復員を果たし、物語の最後まで主人公たちと関わり続ける。となると、当然忠彦もまた年を重ねることになるわけだが、ライフステージごとに感じる人物の感情の変化を要潤はよく演じていたと思う。いつも物静かな絵描きの忠彦も娘の一人がお嫁に行くとなると平静でいられなくなったりする。その様子をちゃんと演じられるということは、それだけ彼に演技力がある証拠である。