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気高くも美しい
深い森の中には、実際にこのような主と呼ばれるような存在がいても不思議ではない気がします。鹿のようでいてその角は大きくまるで植物のよう、一方で夜になると巨人へと姿を変えるそのどちらも神秘的です。美しいものには触れることが危険、体内の血のようなものに触れると死をもたらす、その恐ろしさが更に畏敬へとなるのです。何をしゃべるでも無し、ただ歩いているだけで絵になり素敵でした。首を求めての暴走は、自然を壊す人間に対する警告の気がします。
母性の塊
気高くも美しき女性へと育ったサン、そんな彼女を育てたのも分かります。醜い争いを繰り返す人間の元でより、とことん愛情を注いでくれる山犬によって育てられたのは幸福なことなのではないでしょうか。常に娘への愛が伝わってきて、血とか種族のつながりとかは関係ないのだなと思えました。すごい力を持っており、人間の言葉を話す知力もあるけれどそれを争いに活かすのではなくただそこで見守っていようという姿勢はすばらしいです。
可愛らしい
もののけ姫というとコダマの姿が思い浮かびます。謎の存在、精霊のようなものでしょうか。透明感があり、シシ神さまだけでなくこんな存在も本当に森にいてくれたらいいのになと思わせられました。もしも森からカラカラという不思議な音が聞こえてきたらそれはきっとコダマなのでしょう。迷ってしまったアシタカを導いてくれたり、意外と大切な役割を果たしてくれています。アシタカの真似をしたりといった姿も可愛らしい、癒しの存在でした。
ツンデレっぷりがいい
狼に育てられたものが主人公となる作品は過去にもあり、現実世界でもあった話ですがこちらは山犬です。犬族は母性本能が強いのでしょうか。人間を恨み自身を山犬の仲間と思っていた彼女が、アシタカと出会うことで心が揺れ動くさまが見ていてドキドキハラハラさせられます。可愛らしいだけ、男性に守られるだけのヒロインが多かった中で何しろ彼女は王子様さえ敵と初めのうちは思っていたくらい、強烈なキャラが印象に残りました。