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2位東京島(小説)

引用元: Amazon
1945年から1950年にかけて、マリアナ諸島のアナタハン島で起きたアナタハン島事件をモチーフに創作された作品。『新潮』(新潮社)にて、2004年1月号から2007年11月号まで断続的に計15回連載され、2008年に刊行された。第44回谷崎潤一郎賞受賞作。
女の奪い合い。
現実にあった事件をモチーフとした物語。
無人島サバイバル的な要素と、バトルロワイヤル的な要素と、ハーレム的な要素と、どれもエンターテインメントとして魅力的な題材ですが、桐野夏生が興味を持つのはもちろんそういうところではなく。
主人公は島で唯一の40代の女性。
逞しい。
3位OUT(小説)

引用元: Amazon
『OUT』(アウト)は、桐野夏生の小説。1998年に日本推理作家協会賞を受賞した。テレビドラマ化、映画化、舞台化もされた。深夜の弁当工場で働くパートの主婦・弥生が、夫によるDVに耐えかねて殺害したことをきっかけに、平凡な主婦たち4人が自由を求めて日常を離脱・脱社会化し、「OUT(アウト)」してゆく物語である。
冷静にバラバラに。
映画化もされた、桐野夏生の代表作と言えるのでは。
一見普通な人々が普通でないことをする。または普通でないことが起きる。
でも彼女らの姿を見ながらよくよく考えたら、やっぱり普通の人たちなのかもしれない。
自分と彼女らを分けるのは何なのか。ということを考えさせられる桐野夏生の作品。
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ミステリーではなく。
重く、特に救いはない話。
しかしそれこそが桐野夏生であるとも言えます。
一応ミステリー的な体裁は持っていますが、そこに描かれるのはただその事件後の人々。
解決?しようとはしますが、解決されるでもなく。
結果としてはただその現象を受けた人々のことが重苦しく描かれ、のしかかってきます。