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2位池波正太郎
昭和の粋な遊びを知り尽している作家
平成の小説家にはない昔を本当に知っている世代の時代小説が大好きです。仕掛け人シリーズは小説から離れ、TVの中の物語に成ってしまったが、小説の中で闇に生きる「梅安」の姿は、映像での表現が出来ない程、能天気で厳しい二律背反さを見事に描き切っている。「梅安」の小鍋仕立てに代表する、氏の食に対する蘊蓄も大好きです。
3位誉田哲也
流行作家らしからぬ緻密さが好きです
竹内結子さんが亡くなり、氏の最高傑作「姫川玲子」シリーズの実写化が難しくなりましたが、心に傷を持ちながら、あれだけ健気に職務に励む女性をどんな本の中にも見出したことが有りません。警察関係者ではない氏が、どうやって仕入れたか分からない警察内部の実態も絡めた刑事物、姫川シリーズで再度表して貰いたいものです。
理系出身らしい題材が素晴らしい作家
半沢直樹で今現在は池井戸潤さんがTVドラマ化された小説の原作者として一世を風靡しているが、東野東吾さんは「探偵ガリレオ」が流行った1990年代後半の紛れもない流行作家です。理系である事を武器に科学的ミステリーを著す氏には、法学部出身の池井戸氏とは路線が異なり同時期のヒット作を期待するのは私だけではないだろう。