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今回は、好きな絵本作家の中でも「子どものときに出会ってほしい」「大人になって読み返してほしい」絵本作家を選びました。
この3人の絵本作家の絵本なら、どれを選んでも、いずれ子どもたちの「思い出の一冊」になるでしょう。また、大人になってから改めて出会うことで、子どものころとは違う発見をしたり、ほっとなごんだりできるはずです。
また、どの絵本も、自分が生きていく世界のすばらしさを教えてくれます。暗い気持ちになりがちな、今だからこそ読みたい絵本としてもおすすめします。
親子で、そして一人で、どうぞお楽しみくださいね。
この3人の絵本作家の絵本なら、どれを選んでも、いずれ子どもたちの「思い出の一冊」になるでしょう。また、大人になってから改めて出会うことで、子どものころとは違う発見をしたり、ほっとなごんだりできるはずです。
また、どの絵本も、自分が生きていく世界のすばらしさを教えてくれます。暗い気持ちになりがちな、今だからこそ読みたい絵本としてもおすすめします。
親子で、そして一人で、どうぞお楽しみくださいね。
ランキング結果
絵本の中で、子どもたちをのびのびと遊ばせてくれる
絵本を開けば子どもたちがスーッと引き込まれ、ハラハラしたり笑ったり、そして大満足のため息でラストを迎える…… それがマックロスキーの絵本です。
『うみべのあさ』『かもさんおとおり』などを代表作とするマックロスキーの絵本は、あたたかくてゆかい、その文章には思わず口ずさんでしまうリズミカルなフレーズがちりばめられています。
また、つぶさに観察され描き込まれたリアリティのある絵は、映像作品を見ているよう。何もかもがいきいきと動き、大きさ、スピード、高さ、音や匂いまでがダイレクトに伝わってくるのです。
そして、最大の魅力は、絵本からあふれてくる幸福感です。自身の生活を元にした、けれどいかにも絵本らしい物語は心をほぐし、家族や自然、毎日の暮らしの、すばらしさと愛おしさに気づかせてくれます。
困難な状況でもなくさなさい、希望や勇気を描く
「チム」シリーズや『ダイアナと大きなサイ』など、アーディゾーニの絵本に出てくるのは、勇敢で、賢くて、自分の思いに真っ直ぐな子どもたち。
意志を貫くのは、いつだって、簡単なことではありませんね。彼らも、周囲の無理解や誹謗中傷など、現実的な厳しさにぶつかります。それでも懸命に困難に立ち向かう姿、幸せな結末には、大人でも胸が熱くなります。
そんなふうに、人が生きていく上で必要な希望や勇気を見せてくれるのが、アーディゾーニの絵本です。
絵は、ペンで描いた線と透明感のある色彩が印象的で、人々の暮らしや街並みが、自身の思い出と共にリアルに美しく描かれています。
お子さんの最初の1冊には、『チムとゆうかんなせんちょうさん』がおすすめです。5・6歳でも、「続きが気になる」ソワソワを味わうことができますよ。
あとがき
今回のチョイスは、気付けばロングセラー絵本の作者ばかりでした。かこさんは日本、マックロスキーはアメリカ、アーディゾーニはイギリスを代表する絵本作家で、世界中で愛されています。
どの絵本も、もう長いこと読み継がれているのに、ちっとも古びていません。それどころか、いつ読んでも新鮮で、子どもにも大人にも、深い喜びをもたらし、心をやわらかにしてくれます。
まずは、気になる1冊に触れてみてくださいね。時代を超えて読まれる絵本の持つ確かな力を、きっと感じられるはずです。
どの絵本も、もう長いこと読み継がれているのに、ちっとも古びていません。それどころか、いつ読んでも新鮮で、子どもにも大人にも、深い喜びをもたらし、心をやわらかにしてくれます。
まずは、気になる1冊に触れてみてくださいね。時代を超えて読まれる絵本の持つ確かな力を、きっと感じられるはずです。
子どもの力を信じ、子どもたちに愛される
『からすのパンやさん』や「だるまちゃん」、「どろぼうがっこう」などの物語に、人体から宇宙まで多様なテーマの科学絵本。絵本以外のものも含め、600を超える作品を手がけたのが、かこさとしさんです。
かこさんの絵本には、子どもの好きなものや不思議なことがたっぷりつまっています。「わあ!」という感動は、好奇心や想像力を刺激し、科学的な物の見方を教え、日々の生活を充実させてくれます。
数々の名作は、かこさんの真摯な姿勢から生まれました。かこさんは、日本を代表する絵本作家、児童文化の研究者、工学博士でありながら、「子どもが先生」と子どもの生の声を聞き続けたのです。
まじめで、知的で、楽しい。かこさんの子どもたちへの愛情が、どの絵本からもあふれてきます。