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ハリーさんの「島本理生の書籍ランキング」

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更新日: 2020/06/21

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ランキング結果

目が離せない!

全てを手に入れたように見えても、きちんと愛されないことと居場所がないと追い詰められてしまうことが心に響いた作品でした。
専業主婦の塔子は、イケメンの夫と愛娘と義理両親と暮らしていました。一見羨ましいような生活をしていた彼女ですが、どこにも居場所はなく仕事も辞めさせられてしまうことに。ある時久しぶりに再会したかつての不倫相手だった鞍田に何度か会い、再び関係を持つことに。仕事を誘われて鞍田が出入りしている会社で働くも、夫からまるで家政婦や性処理奴隷のような扱いを受ける。
そんな家庭で酷い扱いを受けるヒロインと鞍田の行方がとても胸を締め付けられ、時に苦しくなります。
愛してないって鞍田に言われても、一瞬の愛だけでも良いんじゃないか?塔子は自由だと先輩社員から言われてこれまでの思い込みの呪いが解けた彼女。酷い仕打ちをしてきた夫と向き合う場面では彼女のこれからの覚悟が滲み出てきて応援したくなりました。

スッキリ!

虚言癖どと言われ続けた女性が立ち直っていく様子を描いた作品。少しずつ彼女の内面の変化を感じられ、ラストは堂々としているのは読んでいてすごく喜ばしいです。
ある女子大学生が教授の父を殺害した事件。彼女を知る人物たちは彼女のことを嘘つきや虚言癖があると言い、彼女自身もそう思っていた。
しかし真実が明らかになるにつれて、彼女の育った環境が酷く歪んでいたことが判明することに。ラストでは冒頭の彼女ではないかのような堂々とした様子で事件について口を開くシーンは彼女が前を向いて歩き出したようでとても嬉しくなります。

ヒロインに幸あれ!

相手を支配しようとする人間から離れるのはとても難しいところが怖いと感じた作品でした。
ある若手作家の女性と編集者の男性の話。ある時パーティーで出会った2人だが、柴田の距離感のおかしさに彼女は動揺してしまうことに。その後次第に精神的に追い詰められ、どんどん不安定になっていく彼女。しかし一方で良い雰囲気になった別の男性との関係では彼女は柴田のように彼を傷つけていく。
しかしラストには彼女は教授からの助言を受けてゆっくりと立ち直っていく。相手を理由無く傷つける人間がいる。そんなことがあるのかと読んでいてゾッとしました。人は酷い仕打ちを受けた時にその理由を欲するもの。しかし柴田のような相手には毅然とした態度で相手を拒絶してしまうのがいいし、自分の身は自分で守らないといけないと考えさせられた内容でした。

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