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極悪人を成敗する大魔神がカッコイイ。
戦国時代の丹波国で、領主の花房家が極悪人の家老一派に滅ぼされ、その遺児の兄妹が忠臣小源太の力を借りてお家を再興しようとします。しかし家老たちは悪のかぎりを
つくし領民を苦しめ、遺児の小笹もつかまりおいこまれますが、魔神の像に命をささげるから助けてほしいと祈ると魔神はよみがえり、家老一派を滅ぼして、平和が戻って
くるのです。普段は埴輪のような優しい顔をした大魔神が、悪と戦うときは憤怒の表情に変わる凄みや主演の高田美和の美しさ、地割れや地震の特撮のリアルさなど、見所が
たくさんあり、勧善懲悪の物語で見終わった後はスカッとします。
マタンゴの得体のしれない不気味さ
マタンゴは、ゴジラやラドンといった巨大怪獣ものとはまた違った特撮映画で、マタンゴという毒キノコを食べることで、人間がキノコの化け物に変身するというテーマに
なっています。最初は病院に収容されている青年の一人語りから始まり、若者たちがヨットで太平洋を冒険旅行にでますが、漂流して無人島へたどり着いたときの回想シーン
が続きます。しかし食料もなく絶望的な状況で若者たちはエゴをむき出しにして争い、ついに禁断のキノコを食して、マタンゴに変身してしまうのです。単なる怪獣特撮映画とは異なり、人間の極限状態でも醜さ、弱さなどが描かれたしっかりとしたドラマになっています。
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ラドンとジェット戦闘機の空中戦のリアルさと迫力
空の大怪獣ラドンは、怪獣映画として最初のカラー映画で、福岡や阿蘇山などが映画の舞台になっています。最初は主役のラドンはなかなか出てこず、炭鉱事故のシーンで
トンボの怪物のメガヌロンが出てきます。この怪物の不気味さで一挙に物語に引き込まれますが、このシーンは導入部にすぎず、それから航空自衛隊のジェット戦闘機が
国籍不明の飛行物体に撃墜される事件が起きます。また阿蘇山では記念撮影していた若いカップルが行方不明になり、次々と怪事件が発生します。やがて正体不明の飛行物体はラドンという古代の翼竜プテラノドンであることがわかり、自衛隊と死闘を繰り広げるのです。この映画の最大の見どころは、ラドンと自衛隊戦闘機の戦闘シーンで、
そのスピード感やリアルさは、まだCGなどなかった時代によくここまで撮影できたと感心します。非常に迫力のある映像で、特撮ファン必見の作品と言えます。