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さはらさんの「星新一の書籍ランキング」

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更新日: 2020/05/26

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ランキング結果

1ボッコちゃん

ボッコちゃん

引用元: Amazon

「ボッコちゃん」は、星新一が1958年に発表したショートショート。星の代表作の一つであり、同作を含む短編集の題名にもなった。 近未来を舞台に、バーで働く女性型アンドロイド"ボッコちゃん"に対する男性客の絶望的な恋を描いた作品。

星新一らしい世界

星新一はほぼ全て読んでいるのに、毎回結末が予測を超えています。
中学生の時初めて読んだ時はロボットのボッコちゃんが不気味で怖かったけれど、大人になってから疲れている人間にはこのくらい人間らしくない適当な対応で十分なのかも、と恐ろしいことに理解してしまいました。

2悪魔のいる天国

悪魔のいる天国

引用元: Amazon

ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突きおとす“悪魔”の存在を、卓抜なアイデアと透明な文体を駆使して描き出すショートショート36編を収録する。人間に代って言葉を交わすロボットインコの話「肩の上の秘書」、未来社会で想像力にあふれた人間を待ち受ける恐怖を描く「ピーターパンの島」など、日常社会、SFの世界、夢の空間にくりひろげられるファンタジア。

ブラックユーモアの宝庫。

すべての短編がブラックユーモア満載です。恐ろしいだけでなく、唇と肛門が人間と逆の位置にある宇宙人とキスして宇宙人と交流できたと勘違いしている人間たちなど、バカバカしくて思わず笑える作品もあって、全部が総合的に面白いです。

3白い服の男

白い服の男

引用元: Amazon

「白い服の男」(しろいふくのおとこ)は、星新一の短編SF小説(ショートショート)。 初出は「SFマガジン」1968年9月号。

架空の世界なのにゾッとする

星新一にしては少し長めのショートショートです。
昔のロシアか、 北朝鮮か?と思うような異常な監視されすぎた未来の社会の話です。
こんなにロボットのように監視された社会なのに人間の欲望が滑稽でちょっと笑ってしまいます。

4未来いそっぷ

未来いそっぷ

引用元: Amazon

『アリとキリギリス』『ウサギとカメ』など、誰でもごぞんじの寓話の世界。語りつがれてきた寓話も、星新一の手にかかると、ビックリ驚く大革命。時代が変れば話も変るとはいえ、古典的な物語をこんなふうに改作してしまっていいものかどうか、ちょっぴり気になりますが―。表題作など、愉しい笑いと痛烈な風刺で別世界へご案内するショート・ショート33編。

すべてが星新一の独自の世界


昔話のイソップ物語を、星新一バージョンで新解釈しているので、皮肉で人間のセコさや狡さが満載の物語に変わっています。
星新一のショートショートはどんなに未来でも、どんなに文明が発達しても、人間だけは成長していなくて、そこが面白いところです。

5ノックの音が

ノックの音が

引用元: Amazon

ノックの音とともに、二日酔いの男の部屋にあらわれた見知らぬ美女。親しげにふるまう彼女の正体は?いったい、だれのところへ、どんな人が訪れてきたのか。その目的は。これから部屋の中で、どんなことがおこるのか……。サスペンス、スリラーからコメディーまで、「ノックの音」から始まる様々な事件。意外性あふれるアイデアと洒落たセンスで描く15のショートショート。

同じ始まりで色んな結末

すべて「ノックの音が」ではじまるショートショートです。
星新一は「題材があればなんでもショートショートの小説を作れる」と言っていたそうですが、納得します。全部の話が全く違うストーリーで、結末で、全部が奇想天外です。

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