1分でわかる「星新一」
ショートショートの神様「星新一」
1926年生まれ、東京都出身の「星新一」。原稿用紙10枚程の分量で書かれ、ラストにはどんでん返しが待っている「ショートショート」という形式を得意としています。巷では「ショートショートの神様」と称されるほどでした。1949年、自身の代名詞である「ショートショート」の第1作『狐のためいき』を発表。その後、自身の代表作である『ボッコちゃん』や『ようこそ地球さん』、『きまぐれロボット』、『おーいでてこーい』などのショートショートを次々と執筆します。さらに、インターネット社会の到来を予見したと言われる『声の網』やファンタジー作品『ブランコのむこうで』などの人気作を世に送り出しました。1997年肺炎にて還らぬ人となります。しかし星新一の功績を讃えて、1998年に日本SF大賞特別賞が授与されました。
製薬会社の社長を務めた
星製薬創業者の長男として誕生した星新一。後を継ぐため、大学院で勉学に励んでいました。そして創業者の父が亡くなったことで、短い間ではありましが父の後を継ぎ星製薬株式会社の取締役社長及び副社長を務めました。
視点を変えて読み直す楽しみが含まれている作品
この作品にはどんでん返しがあり、味方だと思っていた人物が実は敵だったりと、意表を突かれる展開が用意されているだけあって読んでいて衝撃を受ける作品です。
そのため一度読んだ後に、また違った視点で読み直してみると本作の良さを真に理解する事ができます。
かずやさん
2位(95点)の評価
短いのに怖さが味わえる
ブラックな味わい多めの掌編集ですが、決して嫌な感じはせず、読後感が心心地良いのは星新一さんの小気味よい文体のなせる業です。中でも「追い越し」はシンプルなオチながらめちゃめちゃ怖い。ショートショートでこんなにゾクリとさせられたのは初めて。
えみさん
1位(100点)の評価
星さんの辛辣さが秀逸
初めて手に取った星新一作品です!すっきりとした文章でさくさく読めて気分が爽快になります。化学が発展しきった至れり尽くせりの未来の世界の中で、人間の弱みは変わらないのだなあと複雑な気持ちにさせてくれます!
佐原砂漠さん
1位(100点)の評価