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2位悪魔のいる天国
引用元: Amazon
ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突きおとす“悪魔”の存在を、卓抜なアイデアと透明な文体を駆使して描き出すショートショート36編を収録する。人間に代って言葉を交わすロボットインコの話「肩の上の秘書」、未来社会で想像力にあふれた人間を待ち受ける恐怖を描く「ピーターパンの島」など、日常社会、SFの世界、夢の空間にくりひろげられるファンタジア。
視点を変えて読み直す楽しみが含まれている作品
この作品にはどんでん返しがあり、味方だと思っていた人物が実は敵だったりと、意表を突かれる展開が用意されているだけあって読んでいて衝撃を受ける作品です。
そのため一度読んだ後に、また違った視点で読み直してみると本作の良さを真に理解する事ができます。
神様は決して善良な存在ではありません
短編の話ばかりなので読みやすいです。
神様は人間を助けるイメージがありますが実際はそんな神様だけではなく、中には人間に害を及ぼす神様もいます。
そういう意味では、神様もとても人間らしくて身近に感じるのですが、やはり強大な力を持っているだけあってゾッとする事もあります。そういった神様が持つ価値観が素晴らしくもあれば、恐ろしくもあるのがいかにもリアルに感じられるので面白いです。
4位午後の恐竜
引用元: Amazon
現代社会に突然巨大な恐竜が次々と出現! 蜃気楼か? 集団幻覚か? それとも立体テレビの放映か?──地球の運命をシニカルに描く表題作。ティーチング・マシンになった教育ママ、体中に極彩色の模様ができた前衛芸術家、核爆弾になった大臣――偏執と狂気の世界をユーモラスに描く「狂的体質」。ほかに、「戦う人」「契約時代」「理想的販売法」「幸運のベル」など全11編。
子供向きに見えて実はそうではない作品
何気ない日常を続けていたのに起床すると外には恐竜が…というトンデモ展開の話です。
一見すると子供向けの作品と思えますが、実はそうでもなく、作品の真理にはダークな部分が含まれています。
そのためこの作品は大人向けのダークファンタジーと言えるでしょう。
是非、大人に読んでもらいたい作品です。
今でも色褪せない普及の名作
昔に書かれた作品ですが、今読んでも色褪せない名作です。
読んでいると世にも奇妙な物語を連想し、思わず唸ってしまう程に面白いです。
ブラックユーモアが効いていて、ダークな雰囲気が漂っているのもお気に入りポイントのひとつです。
読みやすい短編の詰め合わせ
元となったイソップ童話をうまくアレンジした話ですが、短いながらも非常に上手にまとまっているので、とても読みやすいです。
そしてこの本の魅力は何と言っても収録している話の豊富さです。この本には30作以上の話が収録してあり、どれもが適度な長さの話なので読みやすく、時間のある時にサッと読む事ができる手軽さも相まって万人にお勧めできる良作です。