みんなのランキング

usaさんの「佐藤正午の書籍ランキング」

1 0
更新日: 2020/03/07

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

まえがき

最近の作品のランキングになっています。大好きな本ばかりです。

ランキング結果

1月の満ち欠け(小説)

月の満ち欠け(小説)

引用元: Amazon

あたしは,月のように死んで,生まれ変わる──目の前にいる,この七歳の娘が,いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく.この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は,戦慄と落涙,衝撃のラストへ.

第157回直木賞受賞作品

「月のように死んで、生まれ変わる」私には解釈が難しい「月のように死ぬ」がしばらく頭の中から離れませんでした。最後の衝撃はものすごいものがありました。

2取り扱い注意

取り扱い注意

引用元: Amazon

僕には「女を蕩けさせ夢中にさせる」という才能があった。県庁の役人としてそつなく仕事をこなし、複数の女と付き合う日々。このまま無難に流れていくかと思えた僕の人生は、叔父の登場で変化しはじめる。

登場人物のような人、私の周りには残念ながらいません。

タイトル通り、取り扱いを間違えば、自分が巻き込まれて大変なことになりそうな人たちが出てきます。でも、一人ぐらいそんな個性を持つ人がいたら楽しいかも。

3ジャンプ(小説)

ジャンプ(小説)

引用元: Amazon

その夜、「僕」は、奇妙な名前の強烈なカクテルを飲んだ。ガールフレンドの南雲みはるは、酩酊した「僕」を自分のアパートに残したまま、明日の朝食のリンゴを買いに出かけた。「五分で戻ってくるわ」と笑顔を見せて。しかし、彼女はそのまま姿を消してしまった。「僕」は、わずかな手がかりを元に行方を探し始めた。失踪をテーマに現代女性の「意志」を描き、絶賛を呼んだ傑作。

誰に共感できるか、考えました。

コンビニへリンゴを買いに?とはじめは不思議に思いましたが、どんどん話の中に引き込まれ、意外だったラスト。もう一度読み返したい本です。

4身の上話

身の上話

引用元: Amazon

あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。たとえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを話したのなら、そこから少しずつうわさが広まっていくのは避けられないと考えたほうがよいでしょう。(『【その日】から読む本』第二部・第4章) 不倫相手と逃避行の後、宝くじが高額当選。巻き込まれ、流され続ける女が出合う災厄と恐怖とは。

災難に巻き込まれ、流される主人公。

ドラマも良かったけれど、原作も素晴らしかったです。はっきり言って、私も主人公と同じ流され方をしてしまうと思います。

5花のようなひと

花のようなひと

引用元: Amazon

日々の暮らしの中のなにげない出来事、揺れ動く心象風景―その一瞬の物語を、“恋愛小説の名手”がさまざまな花々に託して描き出す。その世界観を牛尾篤が洗練された筆致であざやかに映し出した、ふたつの才能によるコラボレーション。直木賞作家が贈る、優しさの花束。秀作「幼なじみ」をあわせて収録。

身近な花が登場します。

花が好きなので、この本を読むたびに穏やかな気持ちになると同時に、短編ごとに、自分の昔のことを思い出してはしまうという作業を、頭の中と心の中でしています。

あとがき

佐藤正午さんの文章の言葉が好き、言葉の選び方が好きです。ずっと読み続けていきたいです。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる