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里香から憂太への、無償で底なしの愛

「僕の未来も、心も、体も、全部里香にあげる。これからは、本当にずっと一緒だよ。愛してるよ、里香。」
憂太は、今は呪霊となった最愛の人に命を差し出す代わりに呪力の制限解除をし、夏油傑を倒した。
だが、里香は最初から憂太を連れて行こうなんて思っていなかった。見返りを求めない、無償で、無限の愛が彼女の本当の愛の形なのだから。呪った本人が主従制約を破棄したため、彼女は禍々しい見た目から普通の女の子の姿に戻った。6年前、目の前の事故で里香が死んだことを受け入れられず、それを拒み、魂をこの世に抑留した憂太。元凶が自分であったことを知り、自らを責める憂太。しかし、里香は
「憂太、ありがとう。時間もくれて、ずっと側に置いてくれて。里香はこの6年が生きてるときより幸せだったよ。」
と、呪われたことに怒らず、ずっと愛してくれたことにお礼を言った。
夢の中のような場所で、成仏もできずぼうっと憂太を眺めていた里香。でもそれが、里香にとっては本当の幸せだった。
憂太はこの6年間、里香が人を傷つけるのは嫌がっても里香自身を嫌うことはなかった。お互いを愛しているから、ずっと一緒にいたいから、発生した呪い。憂太の最愛の人は、彼の力を引き出して後に呪術界を牽引するほどの呪術師にする。里香は死んでも、成仏しても、ずっと憂太の味方でいてくれている。憂太にはこれからも、里香の存在をどこかに感じながら強く生きていって欲しい。