かなかなさんの「BL漫画ランキング」

blジャンルには収まりきれない

blを知らずに読んだ初blでした。
ひとコマごと、1ページごとに問いを投げかけて来るとんでもない作品。その後どんなに探してもこれと肩を並べるものに出会えてません。エロティックなシーンは五巻に凝縮されていますが切な過ぎて読み返せない程。単行本七巻を超えてまだ続いています。とかくエロが強調されがちなblの中でそれはあくまでも2次的なもの、がテーマの一つなのでは？生きる苦しさと希望の在処に迷う普遍性が胸を打ちます。矢代の凄まじい美しさは外見ではありません。人生の大激震でした。