「週刊少年ジャンプ」とは?
友情・努力・勝利!王道少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」
1968年から続く少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」。1994年には、653万部という売り上げを記録して、ギネスにも認定されました。「友情・努力・勝利」という3大テーマを掲げ、少年漫画の王道を突き進みつつも、蔵馬や飛影といった魅力的なキャラクターが数多く登場する『幽☆遊☆白書』(1990年)やイケメンキャラが多いバトル&コメディ漫画『銀魂』(2003年)などといった女性ファンも多い作品も少なくありません。
ジャンプと言えばシビアなアンケートシステム
「週刊少年ジャンプ」は、アンケートシステムと呼ばれるジャンプ読者から寄せられた意見が重要視されており、アンケートの結果が悪い作品はストーリーの進行状況に関わらず、容赦なく打ち切りになることがあります。
「週刊少年ジャンプ」の値段の推移
長きにわたって親しまれる「週刊少年ジャンプ」は、時代を経るごとに値段が変化していきました。創刊時は100円を切る価格で販売されていたジャンプ。1971年ごろから値段が100円台に突入し、1990年代には200円を突破。2010年代の後半には300円近くにまで値段が上昇しました。
年代別ジャンプ漫画の名作
創刊~1970年代にかけてのジャンプ作品のヒット作

こちら葛飾区亀有公園前派出所(漫画)
(引用元: Amazon)
記念すべき創刊の年・1968年には、『サラリーマン金太郎』や『俺の空』など多くの名作を世に送り出してきた本宮ひろ志作の『男一匹ガキ大将』が誕生。アニメ化もされたこの作品は主人公のガキ大将が、日本全国で喧嘩をして子分を増やしていく、今はなき男気を感じる名作です。また、1970年代に生まれたジャンプ作品を語る上で、秋本治作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1976年)を外すことはできません。こち亀は、主人公のお金にがめつい警察官「両津勘吉」が、さまざまなトラブルを巻き起こすコメディ漫画です。ちなみに、コミックス200巻で終了することが決まったこち亀は、2016年に「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネスに認定されました。
黄金期!?1980年代のジャンプ連載のヒット作

ドラゴンボール(漫画)
(引用元: Amazon)
50年以上続くジャンプの長い歴史のなかで、黄金期と称されることが多い1980年代には、数々の名作が誕生しました。特に鳥山明作の『ドラゴンボール』(1984年)は、主人公の孫悟空とその仲間たちが繰り広げる珍道中と、強さと強さがシンプルにぶつかり合うバトル展開を楽しめる、ジャンプ屈指の大ヒット作品です。ほかにも、主人公のケンシロウが一子相伝の殺人拳で世紀末にはびこる悪党たちを懲らしめる『北斗の拳』(1983年)、特徴的なキャラクターや能力を駆使した頭脳戦が見所のバトル漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(1986年)などのヒット作が生まれました。
平成真っ只中の1990年代を代表するジャンプ連載のヒット作

ONE PIECE(漫画)
(引用元: Amazon)
平成真っ只中の1990年代にも数々の名作が生まれ、ジャンプの屋台骨を支えました。尾田栄一郎作の大ヒット漫画『ONE PIECE(ワンピース)』(1997年)もその1つ。『ONE PIECE』は、海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝」をめぐり、主人公のルフィとその仲間たちが、海賊たちと戦ったり、未知の生物と出会ったりする冒険譚です。ほかにも、休載を繰り返しながら根強い人気を誇る冨樫義博作のバトル漫画『HUNTER×HUNTER』(1998年)や、落ちこぼれ忍者で主人公の「うずまきナルト」を中心に忍術バトルが繰り広げられる『NARUTO -ナルト-』(1999年)などのヒット作が誕生しました。
21世紀に突入した2000年代を代表するジャンプ作品のヒット作

DEATH NOTE(漫画)
(引用元: Amazon)
21世紀に入っても、ジャンプの勢いは衰えることがありません。名前を書くとその人物が死んでしまう「デスノート」を拾った主人公・夜神月を中心に繰り広げられる物語が評判を呼んだ『DEATH NOTE』(2003年)は、藤原竜也主演で実写映画化もされた名作です。また、突如死神になってしまった主人公・黒崎一護が活躍する久保帯人作の人気バトル漫画『BLEACH』(2001年)や、なんでも屋を営む主人公・坂田銀時がトラブルを巻き起こす『銀魂』(2004年)なども、2000年代を代表するジャンプ作品のヒット作。
2010年代を代表するジャンプ漫画のヒット作
2010年代にも、数々のヒット作が生まれています。その1つが、バレー漫画『ハイキュー!!』(2012年)。低身長ながら高い身体能力を持つ主人公が天才セッターとともに、数多のライバルたちと激闘を繰り広げます。ほかにも、最強ヒーローの力を受け継いだ主人公・緑谷出久の活躍を描いた『僕のヒーローアカデミア』(2014年)や、魔力がない落ちこぼれの少年が驚異的な身体能力と努力で強敵たちと戦う王道ファンタジー『ブラッククローバー』(2015年)などのヒット作が誕生しています。
近年アニメ化したジャンプ作品

Dr.STONE(アニメ)
(公式動画: Youtube)
ジャンプ漫画をテレビアニメ化したジャンプアニメ。近年も数多くのジャンプアニメが誕生しています。2019年の7月には、全人類が石化してしまう謎の現象に巻き込まれた主人公たちが化学の力で文明を復活させる『Dr.STONE』(2017年)がテレビアニメ化されました。さらに、みなし子たちが過酷な現実に立ち向かう『約束のネバーランド』(2016年)や、主人公が人類の敵である鬼と戦いを繰り広げる『鬼滅の刃』(同年)などの少年ジャンプ作品も近年になってテレビアニメ化されています。
WEB・アプリにも展開!
ジャンプ作品の試し読みができる「ジャンプ+(プラス)」
2014年からスタートした「少年ジャンプ+(プラス)」は、WEBサイトやアプリケーションによる電子版で、ジャンプ作品を読むことができます。「少年ジャンプ+(プラス)」では、ジャンプ作品が毎日1話ずつ無料になったり、単行本(ジャンプコミックス)1冊分が無料で読めたり、最新のエピソードを無料で読めたりと試し読みが可能です。
電子版で定期購読をするとお得!
漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」は、紙で購入するよりも、電子版で購入した方がお得です。1ヶ月分を紙で購入すると1000円オーバーになる一方で、電子版の月額定期購読を選ぶとブラウザからの購入で900円、アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」からの購入だと960円で読めます。また、紙で購入すると雑誌が貯まってきたときに部屋を圧迫してしまいますが、電子版だとネット上に保存されるので、かさばらないという利点もあります。
ジャンプ好き大歓喜のゲーム「ジャンプフォース」

JUMP FORCE
(引用元: Amazon)
「もしジャンプのあのキャラたちが作品の枠を超えて戦ったら……」というジャンプ作品のドリームマッチを実現させたのが、2019年の2月にリリースされたゲーム『JUMP FORCE(ジャンプフォース)』。『ドラゴンボール』の「孫悟空」をはじめ、『ONE PIECE』の「モンキー・D・ルフィ」や、『NARUTO -ナルト-』の「うずまきナルト」などを含むジャンプ作品のキャラ同士が戦うのはもちろん、作品の枠を超えたゲームオリジナルのバトル・会話を楽しむこともできます。