かきさんの「完結漫画 名作ランキング」

伏線も気持ち悪い設定も壮大な世界観も全て最高

まず全てのものが何かしらの普遍的な問題や思想を象徴していたり、対比構造になっているのが凄いと思う。例えば壁は「不自由」、鳥は「自由」、終尾の巨人は「自由の奴隷」を象徴しているように見えた。そして1つの要素に膨大な意味が込められていたり、意味の変化があったりする。あと挙げたらキリが無いほど伏線がある。作品に込められたメッセージ性も争いや確執など人間全体に対するものがあったり「お前、胸張って生きろよ」「僕はここでかけっこするために生まれてきたんじゃないか」のように人生観を変えるものがあったりと様々だ。