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おいしい休日さんの「料理ドラマランキング」

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更新日: 2025/11/10

おいしい休日

ランキング結果

1グランメゾン東京

グランメゾン東京

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー舞台はパリ。フランス一の三つ星レストラン「ランブロワジー」で面接を受けていた早見倫子(鈴木京香)。彼女は、料理人としての人生をかけてフランスにきていた。そんな中、ある一人の男と出会う。その男は、倫子が“実技テスト”で前菜を作ろうとしているところに、突然駆け込んできて、一方的にメニューのアイディアを出して、代わりに作ろうとする。聞けば、昔ランブロワジーで働いていたから好みが分かるというのだ。その矢先に、男は、借金取りに追いかけられて、去っていく。その男こそが、パリで二つ星を獲得し、三つ星に最も近いとされたフレンチ料理人。しかし、3年前のある事件がきっかけで表舞台から消え去った日本人シェフ・尾花夏樹(木村拓哉)だった。その後、面接に落ちた倫子は、落ち込んでいる中、再び尾花と出会う。
そこで、尾花が作った料理のあまりの美味しさと、自分の実力のなさに、倫子は思わず涙をこぼした。その時、尾花は倫子に突然、一緒に店をつくらないかと提案する。(公式サイトより引用)
放送年2019年
放送局TBS
脚本黒岩勉
メインキャスト木村拓哉(尾花夏樹)、鈴木京香(早見倫子)、玉森裕太(平古祥平)、寛一郎(芹田公一)、尾上菊之助(丹後学)ほか
主題歌・挿入歌RECIPE / 山下達郎
公式サイトhttps://www.tbs.co.jp/grandmaisontokyo/

見ただけで味がする。まだ口にしたことの無い味が。

「味」という見えない物ーしかも一切の狂いが許されない至高の味を、演技と演出によって見事に描いている。
この作品では、「絵」で味を想像させることに傾倒していない。料理を鮮やかに写すなど優れたビジュアルはもちろん含まれているが、それに加えてシェフたちの苦悩や情熱、そしてたった一本の細い糸を手繰り寄せるかのように究極の答えを追い求める緊張感をふんだんに映すことで、登場する料理の味の崇高さを私達に思い描かせる。
私はミシュラン三ツ星の料理は食べたことは無いし、みんなもそうではないだろうか?だからこそ直接味を表現されても分からない。この作品ではその周りを丁寧に描く。料理と味を取り巻く全てが明らかになれば、料理と味のシルエットがはっきりをすれば、食べたことの無いものでもその素晴らしさを味わう事が出来るのだと、そう感じさせられた。
個人的にキムタクの演技が素晴らしかった。素直においしいと言わない負けず嫌いのシェフが心の底から美味しいと思ってしまう瞬間を、ほんの僅かな瞼や顎の演技で表現している。「おいしいと言え!」と、手に汗握りながらキムタクを見てしまうスポ根ドラマのような熱さもこの作品の魅力だ。

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