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2位蒼ざめた馬を見よ
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引用元: Amazon
『蒼ざめた馬を見よ』(あおざめたうまをみよ)は、五木寛之が1967年に著した短編小説。雑誌『別册文藝春秋』第98号(昭和41年12月)初出。第56回直木賞受賞作。一つの作品を巡り、作家の政治的・社会的在り方としての根源を問う物語。
筆者の作家としての志
「蒼ざめた馬を見よ」は五木寛之の直木賞受賞作品です。この秀逸なタイトルは作中に登場する作品の名前でもあり、本作はその小説を中心軸に、社会的・政治的な人間のあり方や考え方の根源を探るという、少し変わった小説です。蒼ざめた馬、というのは聖書に登場する"死"を象徴するものであり、後年に五木寛之がエッセイの題材として多く扱った「死」というものについての独特な感覚がすでに現れていました。
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人間は一滴
「大河の一滴」は五木寛之によって書かれた哲学的なエッセイです。哲学的とは言っても、小難しい概念や用語が登場するのではなく、「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」というような、分かりやすく勇気づけられる言葉が散りばめられたエッセイとなっています。所詮は、人間など大河における一粒にすぎない、分かってはいても認めにくい考えを、しっかりと肯定してくれる気がして生きる意欲が湧いてきます。