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2位さよなら妖精
引用元: Amazon
『さよなら妖精』(さよならようせい)は、2004年に東京創元社から刊行された米澤穂信の推理小説。岐阜県高山市をモデルとした地方都市・藤柴市を舞台に、語り部を務める守屋路行を含む4人の高校生と、ユーゴスラビアから来た少女・マーヤの交流を描いた青春ミステリ。
日常の謎を解いた先に見えるものは
本作は、ユーゴラスラビアから来た少女と高校生の交流を描いた青春ミステリーです。構成は連作短編になっていて、ラストには感情を揺さぶられる真実が明らかになります。ただ日常の謎を扱っているだけではなく、異文化交流についての話が随所に織り込まれていて、考えさせられる物語になっています。痛みを伴う少年少女の気持ちが読後に強く印象に残ったため2位に選びました。
3位氷菓(小説)
引用元: Amazon
『氷菓』(ひょうか)は、2001年11月に刊行された米澤穂信のライトノベル系推理小説。『〈古典部〉シリーズ』第1作であり、第5回角川学園小説大賞内で新設されたヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞後、角川スニーカー文庫〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉から刊行された著者のデビュー作である。
米澤穂信の原点にして人気シリーズの第一作
本作は米澤穂信のデビュー作であり、『古典部シリーズの』第一作です。活き活きとしたキャラクター達と日常の謎を掛け合わせた作品で、初めて米澤穂信作品を読もうと思っている人におすすめの作品です。私が米澤穂信作品にはまったきっかけの作品で、思い入れも強いため3位に選ばせていただきました。
強烈な印象を読後に残す灰色の青春ミステリー
本作は、米澤穂信作品にしては珍しいSFとファンタジーが融合したようなミステリーになっています。家族と上手くいっていない主人公が、自分が存在していないパラレルワールドに迷い込むところからはじまり、衝撃な事実を目の当たりにして終わります。暗いですが、読みやすく先が気になる物語になっていて、ラストに強烈な読み味を残してくれるため、1位に選びました。