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2位厭な小説
引用元: Amazon
「厭だ。厭だ。厭だ――」同期深谷の呪詛のような繰り言。パワハラ部長亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私"を出迎えたのは、見知らぬ子供だった。巨大な顔。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味な子供がなぜ? しかし、妻は自分たち以外に家には誰もいないと言う。幻覚か? だが、それが悪夢の日々の始まりだった。一読、後悔必至の怪作!
こんなに「厭な気分」になる小説はほかにない
私が今まで読んだ小説の中で、この作品ほど人を「厭な気分」にさせるものはないと思っています。
こちらは短編集ではありますが、それぞれの作品が少しずつ交差していきます。どの短編も大変不快な内容です。
しかも、現実に起こりそうな内容であり、それがとても気味が悪い。
心に余裕のある時に読みたい一冊です。
「SEVEN ROOMS」がとんでもなく怖い
乙一の短編作品集『ZOO』。いくつかの作品が収録されていますが、中でも「SEVEN ROOMS」はめちゃくちゃ怖いです。
ある日突然、せまく汚い部屋に監禁されてしまう主人公たちは、限られた情報から、一日一回、順番に監禁されている人が殺されているという確信を得ます。なんとかして逃げ、ほかに監禁されている人も救おうと計画しますが……。
そのほか、ぞっとする不条理な作品が多く収録されており、この一冊で乙一ワールドの魅力を存分に味わえます。