みんなの投票で「ホラー小説人気ランキング」を決定!怖いとおびえながらもついつい読んでしまう「ホラー小説」。ひとくちにホラー小説といっても、モダンホラーやゴシックホラー、サイコホラーなどさまざまなジャンルが存在し、“怖さ”の系統が異なります。ホラーと感動が入り交じる名作から、海外の作家が執筆した正統派ホラー作品、幽霊よりも生きている人間の方が怖い作品や背筋が凍る恐怖のサイコホラー小説まで、数多く出版されているホラー小説のなかで上位に輝くのは?あなたがおすすめするホラー小説を教えてください!
最終更新日: 2020/11/03
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このランキングでは、“恐怖”をテーマにした小説が投票対象です。明確な定義はありませんが、あなたが恐怖を感じた作品なら投票可能です。あなたがおすすめする、ホラー小説に投票してください!
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1位リング(小説)
2位ローズマリーの赤ちゃん(小説)
3位ぼっけえ、きょうてえ
4位黒い家
5位ぼぎわんが、来る
1位リング(小説)
2位ローズマリーの赤ちゃん(小説)
3位ぼっけえ、きょうてえ
4位黒い家
5位ぼぎわんが、来る
条件による絞り込み:なし
一番怖いのは身近な人たち
親切でお節介な隣人の老夫婦と過ごすうちに、
段々と体調が悪くなる妊婦のローズマリー。
ただの思い過ごしなのか、何か悪魔的な陰謀が働いているのか。
どちらともつかないストーリーテリングで、
読んでいると心理的にじわじわと追い詰められるような感覚に陥る。
終盤で意外な伏線が回収されると、
身近な人間のおぞましい狂気を目の当たりにすることになる。
そして最後にはローズマリーすら恐ろしく見えてくる。
名匠ポランスキー監督により映画化されており、
映画版にまつわる陰惨な殺人事件も怖い一冊。
美しく湿った恐怖
現在ではタレントのイメージが強い岩井志麻子さんの出世作。出版当時に読んだときには、怖さもありましたが、その文章の美しさに震えたことを今でも覚えています。
表題作だけでも年に一度は読みたくなる傑作。岩井さんが岡山出身ということもあるのか、横溝正史のような「ムラ社会」のドロドロとした世界と男女の情念が短いページ数で見事に展開されます。恐怖文学というだけでなく日本文学の中でも一つのマイルストーンであると思っています。
昔の話。怖い
遊女の話だったり、だいぶ現代とは違った舞台での話なので、イメージできそうもないなぁと読み進めていたが、語り口が怖い。淡々と淡々と進んでいくので、無機質な感じに恐怖を覚える。方言に恐怖を感じることもあるんだなぁと気付かされた。
タイトル通り「とても、怖い」作品
この作品は、タイトル通り、岡山地方の方言を操る女郎を語り部にしています。とある女郎が隣で寝る客に語り掛けるという構成です。
女郎のゆったりとした語り口調と、語られる壮絶な過去とのギャップが、恐怖をより引き立てます。
そして最後まで読めば、きっとこのタイトルの本当の意味が分かるでしょう。
岡山弁が怖い、そして不気味
「恐怖」というより「不気味」という印象。馴染みのない岡山弁が、さらに恐ろしさを増大させます。うっかり夜中に読破してしまい、古くて真っ暗な岡山に連れていかれた心持ちになります。
気持ちの悪い怖さ。
心霊物かと思いましたが、中間地点でサイコホラーな作品だと気づきました。、保険金は人を狂わせる。そんなことがあっていいのかのまさかの連続で途中からはハラハラドキドキのイッキ読み。
狂った女が怖い
めちゃくちゃ面白かったのを覚えています。小説を通して恐ろしい感じが出ててゾクゾクします。狂った女が追いかけてくるときの描写は圧倒的で、手に汗握りながら小説を読んだのは初めてでした。ホラー小説大賞をとっただけのことはある傑作です。
怒涛の展開で読む手が止まらないホラー小説
最初の数ページを読んで、ビビッと来ました。幼い頃の記憶、すりガラスの向こうに見える異形の人影……。純・和ホラー、とも言えるような雰囲気に魅了され、迷わず購入しました。
しかし、いざ読んでみると、物語に緩急があることあること。その怒涛の展開は、まるでジェットコースターです。ホラー小説で、確かに怖いのに、読み進める手が止まらない。そんな強力な引力を持つ、唯一無二の作品でした。
騙された
猟奇的殺人者のハサミ男を追いかけるサイコなの刑事のミステリーなんだけど少し複雑な設定でした。でもスラスラ読める。からの、最後はどんでん返し!そんな結末になるのかと、2度、読んでしまいました。
圧倒的な恐怖
とにかくイキがいいホラーです。まだ若いころのノリに乗った著者が、ありあまるエネルギーをぶつけた感じです。
くり返し出てくる「レッドラム」という語句が、まるで呪文のように頭に響いてきて不気味です。
あとあまり取り上げる人がいませんが、ラスト付近で父親が最後に残った人間性・父性を見せるところは、もう涙なくして読めませんでした。
怖さだけではない新感覚ホラー
この作品は、乙一さんのデビュー作となった作品です。死んだ少女の目線で語られるという、斬新な切り口で、著者のセンスの良さが感じられます。怖さ以外にも、驚きの展開があったりなど、まさに新感覚で、たくさんの人に勧めたい作品です。
題名が怖い
その題名の通り、怖いです。怖いのは、内容だけでなく、そのトラックも。グロと、エロと、恐ろしさが入り混じり、主人公もサイコパスな一面を見せている。ただ、数ページで見事に騙されます。
文章力があって世界観も好き
なんでも治せる修理玩具者という存在が斬新でよかった。文章力もあって情景が目に浮かびサクサクと読ませる作家さんです。オチもとても面白くて背筋が寒くなりました。しかし怖すぎるということはない、不思議な話といった感じで多くの人の勧められる作品です。
小さな村で起きた奇怪な出来事。死んだはずの人がいる。
ボリュームのあるこの長編小説は、登場人物が大勢出てきます。村の中で起きた奇妙な疫病。亡くなったはずの人が、なぜか存在すること。村に引っ越してきた奇妙な家族。謎を解き明かそうとする医者。退屈で平凡な村に起こった悲劇です。
「SEVEN ROOMS」がとんでもなく怖い
乙一の短編作品集『ZOO』。いくつかの作品が収録されていますが、中でも「SEVEN ROOMS」はめちゃくちゃ怖いです。
ある日突然、せまく汚い部屋に監禁されてしまう主人公たちは、限られた情報から、一日一回、順番に監禁されている人が殺されているという確信を得ます。なんとかして逃げ、ほかに監禁されている人も救おうと計画しますが……。
そのほか、ぞっとする不条理な作品が多く収録されており、この一冊で乙一ワールドの魅力を存分に味わえます。
捕まったら死亡!?命をかけた鬼ごっこ
映画化もされた山田悠介先生のデビュー作品です。
名前の通り鬼ごっこをして捕まったら死亡というホラーな内容。
人が多くなった世界で、人を減らす方法として対象者には一定時間鬼から逃げて生き延びるというお話で、主人公と家族や仲間達が生き延びるために逃げるという、ホラーでもあり泣けるお話です。
昔のイタズラが仇になる。ヤンデレ娘によるヤンデレ劇場
小学生のときにイタズラで告白された女の子が大人になり、狂気な愛となって帰ってくるというヤンデレじみた内容です。
ホラー要素もあり、この先生の作品のなかでは1番グロテスクな要素が多いかも知れません。
ストーカーの怖さが感じられる現代的なホラー作品
この作品は、霊や、都市伝説などといったものではなく、人間の怖さを感じることができる作品です。この作品を読んだ当時は、ストーカーについて、少々オーバーに描写してあるなと感じましたが、最近の現実の事件を見ると、あながち大げさでもないのかとも感じました。1位と同じく、若い世代に受ける作品です。
心霊怖い?人間怖い?
読書会を開催しているのですが
ねじの回転を持ってくる人が20.30代女性に非常に多いです。
ある美しい兄妹の家庭教師を勤めることになった語り手の女性は
古風なお屋敷に住み始める。
ある日、塔の上に立つ男の姿を見たことを境に、
彼女は亡霊の影に脅かされる。
やがてそれは兄妹や周りの人への猜疑に形を変えていく。
どちらとも取れる結末は読んだもの通し恰好の議題となる。
本自体が禍々しい
とても読みやすい文体でありながら驚くほど禍々しい。怪異が人をおかしくするのか、それともそういう人だから怪異を呼ぶのか、考えさせられる。そして、とにかく「黒い人」の存在が面白い。読んでいる側にも支障がありそうな雰囲気まであり、読んでいて不思議な怖さがある。
作者さん自体が怪異に対して接し方が軽いように書かれていたり、障りのある物を他人に押し付けたりということまで書かれていて、それがまたこの本の禍々しさを増長させている。内容の面白さもさることながら、存在としてのこの本がとても不気味で怖い。最高です。
モダン・ホラーの原点!
言わずと知れた “モダンホラーの開祖にして頂点” スティーブン・キングのデビュー作。キングが途中まで書き、捨てた初稿を奥さんがゴミ箱から拾い上げ励まして完成させたという今作。
キングの原点ということはモダンホラーの原点。つまりキャリーがなければ、今のホラーの世界はまったく違ったものになっていたことでしょう。
内容は、狂信的な母親に抑圧され育てられたキャリーの凄絶な悲劇。超常現象と現代社会の問題をクロスオーバーさせた、今では当たり前のスタイルをキングは見事に創造しました。ホラーファン必読です。
弟を取り返そうとする兄
夜市には3度しか行けません。1度行くと次の夜市が開催されるとき、知らせがきます。その知らせを受け取った青年が、昔、野球の才能と引き換えに売った弟を取り戻しに行きます。兄は弟と取り戻せるのか、取り戻せたとして弟は以前のままなのか。ラストまで読むとこの謎は解決します。
モダンホラーからサイコホラーなど、恐怖を感じるホラー小説を集めた「ホラー小説人気ランキング」!このほかにも、小説やホラー作品に関する投票受付中のランキングが多数あります。ぜひチェックしてみてください!
大きな影響を与えた発明
ホラーを話す上で必ず通るであろうど真ん中。呪いの感染の恐ろしさを描いた事が抜群の恐ろしさでもあるが、怖い表現が連続するということではなく、原因を推測しミステリーの要素があることもこの作品のホラーとしての魅力に感じる。
なにより、この作品を語る上で今や一番の発明となっている「貞子」の存在がマスト。これがのちのホラー作品や怪談に至るまで沢山の影響を与えた事が凄いと思う。
怪談を喋っていると「どうして幽霊は長い黒髪の白い服が多いのか」とよく聞かれる。そんな事は全く無く、僕の集めている話の中では全くのごく少数なのだけど、きっと世に出ている話やイメージとして多いのだと、その存在感の大きさに驚かされる。
怪談家
読んではいけないものを読んでいるような感覚
この作品、最初は文体が自分に合わず、何度も本を閉じようと思いました。しかし、友人の勧めということもあり読み続けていると、だんだん怖くなっていって、違う意味で本を閉じたくなってきました。
この恐怖は本物だ、私は今、読んではいけないものを読んでいるんだ、という考えさえ頭に浮かび、背筋がぞわぞわしました。それほどまでに、濃い現実感と説得力を持つ作品だと思います。
オチも想像以上にしっかりしていて、とても怖かったけれど、最終的には「最後まで読んで良かった」と思える作品でした。
恐怖
「これは読んではいけない本なのではないか」と感じられるほど恐怖に特化した作品
日本を代表するホラー小説
リングは私が生まれて初めて読んだホラー小説です。
その面白さ、内容の深さはただ怖いだけではなく、完成された作品を更に良くするテイストになっています。
映画のリングと小説のリング、これらはストーリーが異なっており、何方もよく出来ております。
リングを読まなかったら、ホラー小説は面白い物だと思わなかったでしょう。それくらい、引き込まれました。
日本ホラー長編の金字塔
映画化もされ、少なくともタイトルだけはほとんどの人が知っているホラー小説です。
後半の呪いの感染が広がっていく、という点が評価されることが多いかと思います。
ただ個人的にはむしろ、前半の呪いの原因を推測し井戸から骨を取り出すまでのサスペンスあふれる部分を、より評価したいと思っています。
ホラーとミステリーの融合
ホラー小説でありながら、呪いをとく方法を探す部分はミステリーの要素も感じられて大好きです。ただのホラーとは違う印象を受け、かなりハマりました。映画も好きなので、よくセットで楽しんでいます。『らせん』『ループ』といった続編も含めて好きな作品です。
ホラーだけどSF?
貞子で有名なのですが、3部作。すべて読むと貞子の謎が解けます。私は3巻目が一番すきな話になっています。貞子の恐怖を文字で読むと、そりゃぁ。。。。怖いですよ。